【WEBホットマシン】打倒GT-Rを誓って進化し続けるR33タイプM究極チューンド【 OPTION Super FES. 2018】

車両:スカイラインGTS25t【ECR33】/OWNER:タカにい

250キロバトルを制するためのBNR34フェイス&ワンオフワイドボディ

常用10000rpmを狙ったRB25改2.4L+T78タービン仕様

記念すべきOPTION誌500号記念のドレスアップ&カスタムカーコンテストでグランプリを獲得したのが、このR34GT-Rフェイスを移植したR33GTS25tタイプM改。オーナーのタカにいさんが作りあげた、その名も『R334GTS-R』である。

細かな仕様をチェックしていく前に、まずはこのマシンの生まれたキッカケから紹介しておきたい。

タカにいさんがR33を手に入れたのは、今から遡ること20年前。当時ガチャピンさんは熱いバトルを求めて夜な夜な大阪環状線や湾岸線へ向かっていたのだが、ミラーに映るのがタイプMだと分かると、GT-R連中に相手にされない悔しさを味わっていた。

とはいえ、R33タイプMとRB25DETエンジンに並々ならぬこだわりをもっていたタカにいさんは、マシンを乗り換える気なんてさらさらなし。

「どうすればGT-R連中をその気にさせることができるか?」を考え抜いた結果、たどり着いたのが、当時最新の「R34GT-R顔にする!」という奇想天外なアイデアだったのだ。

チューニングのコンセプトは「250キロで自在にスラロームが切れる湾岸仕様」。それを実現するための重要なファクターとなったのが迫力のワイドボディだ。

ブリスター形状のフロントフェンダーは強度にこだわって鉄板叩き出しにより製作、リヤはGT500用を装着している。それに合わせているフロントバンパーは、ボメックス製をベースにワンオフ加工。サイドステップもワンオフで、リヤはR33とR34用を組み合わせたハイブリッドタイプ。リヤウイングもアルティアのダブルウイングをベースに、ボルテックスのカーボンウイングを組み合わせたスペシャルなのだ。

エンジンはもちろん、ガチャピンさんのこだわりのひとつでもあるRB25DET。腰下はコスワース製の鍛造ピストンでハイパワーに対応する強度を確保するほか、高回転型とするためにクランク&コンロッドをショートストロークタイプに変更。排気量を2.4L化することで、常用110000rpm、レブリミット11000rpmを実現している。

また、低重心化を目指して、エンジンは純正よりも35mm下方にオフセットして搭載していることも特徴だ。

ヘッドにはワンオフで製作した作用角IN296度、EX306度、リフト量11.2mmというレーシングスペックのハイカムを装着。タービンはトラストのT78を組み合わせて、最大ブースト圧1.8キロで最高出力680ps、最大トルク72kgmを獲得している。

ちなみに、このマシンは“ガチャピン”と呼ばれるが、それは鮮やかなグリーンのカラーリングが理由ではなく「“ガチャン”と事故っても“ピンピン”しているから」ということで仲間たちが付けたあだ名なんだとか。「実は最初に作ったR334は事故でつぶれてしまったので、これは2台目なんですよね…」と、ガチャピンさんは笑いながら説明してくれた。

スペック

■エンジン:RB25DET改2.4Lショートストローク仕様/コスワース・ピストン、コンロッド、クランク/ワンオフ カム(IN296度 EX306度)、パイピング、チタンマフラー/トラスト・サージタンク、インタークーラー、エキマニ、T78タービン、プロフェック/東名パワード・オイルポンプ/ニスモ燃料ポンプ×2

■ドライブトレイン:OS技研 フォースディスククラッチ、LSD

■サスペンション:クァンタム RS車高調(スウィフト F18kg/mm  R16kg/mm)/ナギサオート・フルアーム、フルピロブッシュ

■ブレーキ:エンドレス F6ポット+ローター、リヤ4ポット+ローター/制動屋 パッド

■ホイール:SSR タイプF(11J×18)

■タイヤ:アドバンA048(F295/30R18 R315/30R18)

■インテリア:BNR34純正シート/モモ 350φステアリング/タカタ シートベルト/デフィ・追加メーター(水温、油温、燃圧、ブースト圧)

■エクステリア:ワンオフ ボメックス改BNR34フェイスフロントバンパー、スーパーワイドフェンダー、リヤバンパー/アルティア ダブルウイング/ボルテックス・ウイング

フロントからサイド、リヤまわりまですべてがスペシャルなエクステリア。開口部の大きなフロントバンパーはボメックス改、サイドはワンオフ、リヤバンパーはR33とR34の純正を組み合わせたハイブリッド。鉄板叩き出しのフロントワイドフェンダーは、職人さんが1枚を製作したところで急逝したため、残りの1枚はガチャピンさんが手作りしたと言う。そのため左右でサイズが異なっているらしい。

無駄な装備は一切なく、走りに集中するための装備を機能的にセットアップするインテリア。センターコンソールに装着された3×2個の追加メーターは、最小限の視線移動で確認できるレイアウトとなっている。いざという時のためのロールバーもしっかりと装備。

レブリミット10000rpmを示すタコメーターが迫力満点だ。

web option編集部

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