0-180km/hを10秒で走破! 500psまでパワーアップしたWRX STI(VAB)の驚くべき速さを数値化!

50km/h加速ですでに1秒差! 200psのエクストラパワーは伊達じゃない!


チューンドvsノーマル性能比較

チューンド   ノーマル
0→50km/h加速 1.64秒/9.92m 2.67秒/16.13m
0→100km/h加速 4.09秒/60.31m 6.21秒/91.16m
0→150km/h加速 7.95秒/192.3m 13.20秒/331.82m
0→180km/h加速 10.86秒/326.89m 19.38秒/620.32m


EJ25改2.6Lに最新鋭ターボ!! ジェントルなのに激っ速な新世代チューン

最高速アタックやゼロヨンで数々の金字塔を打ち立ててきたフレンズ。マニュアルで乗れる新しいチューニングベースの可能性を模索するべくWRX STIのデモカーを新車で導入。ブーストアップ仕様からタービン交換、そして排気量アップとステップを踏んできた。

現状の最高出力は約500ps/65kgm。2.6L化したEJ25に積み替えた上にGTX3852Rタービンで武装したエンジンこそはまさにフルチューンといえる内容だが、そのルックスは見ての通りノーマルのまま。

 

大人のスポーツセダンというキャラクターを尊重し、エアコン&オーディオ付きの快適スペックとなっており、軽量化も一切なし。今回のテストでは触媒こそは外しているものの、それ以外は合法スペックというのも見どころだろう。

ちなみにこのデモカー、高速周回路を使って行った最高速アタックでは、タービンがワンサイズ小さいHKSのGT3240だったのにも関わらず、300キロまであと一歩となる299.64キロをマークしている。

今回のアタックでも結果は数字に現れた。180キロまでの到達時間はノーマルが19秒38だったのに対し、フレンズのチューンドでは10秒86と、まったく比較にならないほどの加速力の違いを見せつけた。しかも0-400mタイムは12秒45という激っ速ぶりだ。

 

実際にWRX STIのチューニングに対する適応度は高く、吸気のみならず排気側にも可変バルタイが付くVABでは、排圧のコントロールも容易でワンサイズ大きなタービンが回しやすいという。

しかもビレッドブレードを採用するGTX3852Rは過給圧の立ち上がりもスピーディ。さらにこのデモカーでは2.6Lに排気量アップをしている恩恵もあり、全域でトルクフルなパワー特性に仕上がる。

「凄く自然な吹け上がりで、知らないうちに車速が乗っている感じ。いい意味で速さを感じない」とアタック担当の飯田アキラ。

ノーマルから約200ps上乗せしたハイパワーを、余裕を持って受け止められるだけのシャーシ性能と4WDシステムがあるVABだからこそ、こうしたジェントルな乗り味が実現できるのであろう。街乗りが普通にできて、いざとなれば300キロオーバーも狙える。大人のツアラーセダンの実力、恐るべしだ。

取材協力:フレンズ

東名の2.6Lキットで排気量アップしたEJ25。燃焼室加工やビックバルブ化などヘッドまわりにも手が入る。EJ系はヘッドに熱溜まりができやすくプラグホールにクラックが入りやすい。その対策としてバルブシートには放熱性に優れたベリリウム製のシートリングを投入している。

タービンはHKSのGT3240からGCGのGTX3852Rへサイズアップ。高回転域での出力向上を果たす。それに合わせてエキマニも等長タイプへと交換される。

インタークーラーは前置きに変更され、インタークーラーパイプは70φに拡大。水平対向はエキマニのパイプが長くため排圧が低く、そういった意味では大きいタービンを回しにくい部分はあるとか。

ポン付けターボなら大丈夫だが、450psを超える出力を狙うなら対策したいという燃料ライン。パイプが細いため高負荷時に燃圧がドロップしてしまう。純正6φのパイプをこの車両は8φで引き直し、210ccポンプを2基掛けして、安定した燃料供給を実現した。

ステアリングはモモのバックスキン。エアコンやオーディオ付きで軽量化も一切なしの快速スペックだ。ミッションも純正のままでファイナルも変更していないため、最高速は300キロがいっぱいだという。

ECU-TEKによる純正書き換えによりマネージメントできるが、記録挑戦時などはデータログの収集もできるモーテック(M800)でコントロールする。

メイン90φのワンオフマフラーは排気効率を重視。フロントパイプは80φだ。外装はほぼノーマルだが、フロントアンダーパネルを装着している。

前後ともエンドレスのモノブロックキャリパーを導入しており、アタック時の安心感も大きい。ホイールはグラムライツ57エクストリームの18インチで、タイヤは265/35-18サイズのディレッツァZIIIをセット。

スペック

POWER:500ps/7000rpm

TORQUE:65kgm/6000rpm

エンジン:EJ25エンジン換装(設定ブースト圧1.5キロ) 東名パワード 鍛造ピストン、H断面コンロッド、83mmストローククランク、カムシャフト(IN270度11mmリフト、EX270度11mmリフト)/GCG ギャレットGTX3852Rタービン/フレンズ 燃焼室加工/ビックバルブ/等長エキマニ(42.7φ→60φ)/80φフロントパイプ/90φチタンマフラー/ECU-TEK+モーテック現車合わせセッティング/1000ccインジェクター/ボッシュ210L/h燃料ポンプ×2/燃料ライン引き直し/コレクタータンク/トラスト3層インタークーラー、ラジエター/HPIオイルクーラー

ドライブトレイン:ATSカーボントリプルプレートクラッチ/クスコ機械式LSD(F1.5ウェイ R2ウェイ)

サスペンション:クスコ車高調(F16kg/mm R12kg/mm)

ブレーキ:エンドレス レーシングモノブロック、ローター(F370mm R320mm)、パッド

ホイール:レイズ ボルクレーシング57エクストリーム(9.5J×18)

タイヤ:ダンロップ ディレッツァZIII(F205/35R18 R265/35R18)

インテリア:モーテックC125ディスプレイロガー/MOMOステアリング

エクステリア:フレンズ フロントアンダーパネル

web option編集部

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