【RE雨宮ハリケーン7 20B】スーパーGTのレーステクノロジーをフィードバックして誕生したRX-7タイムアタック仕様!

東日本大震災で計画が頓挫したものの海外からの熱烈オファーで復活!

勝負のために作られたRE雨宮スタイルの戦闘マシン!!

RE雨宮がスーパーGTからの撤退と同時に、原点回帰のストリート系タイムアタック仕様として製作したのが3ローターの20Bターボが搭載されたRX-7「ハリケーン20B」。

スーパーGT直系のエアロスタイルに包まれたシャシーは、高速サーキットでも十分に通用するボディ補強こそ施されているが、基本的にはレーシングカーというよりはストリートマシンの延長線上にある作り。FRPやポリカーボネイトウインドウによる軽量化も施されているが、高価なカーボンパーツなどはあえて使っていない。

サスペンションも同様で、クアンタムベースの車高調にはスクートスポーツのライドハイトシステムなどを採用するが、やはり基本形状はストリート仕様のまま。

これまでの経験をもってすれば、GTマシンを超えるシャシーやサスペンションを投入したマシンメイクも可能なRE雨宮だが、このプロジェクトではあくまでもストリートチューンの延長線上で勝負しようという意向なのだ。

エンジンに関しては、RX-7の弱点でもある低速トルクの不足を補うべく20Bをベースにしてチューンナップ。サイドポート拡大加工とT88-34Dの組み合わせで約600psを発揮するものに仕上げられている。アップダウンやインフィールドでの性能が問われるイースタンクリークスピードウェイには、最適な仕上がりといえるだろう。

なお、このマシンが発表されたのは2011年の東京オートサロンである。その後、東日本大震災の影響もあり車両開発は白紙に。そんなところに、海外(WTAC)からのオファーがかかり大きく変更された計画が再始動。オーストラリアで開催されているチューニングカーの世界最速決定戦「ワールド・タイムアタック・チャレンジ」を照準に定め、国内で熟成を進めていくことになるようだ。

新たなRE雨宮伝説が生まれる日は近い。

取材協力:RE雨宮

換装されたエンジンはコスモ用の3ローター20Bがベース。サイドポートは拡大加工され、T88-34Dタービンを組み合わせることで約600psを発揮する。2ローターでも同様の出力を得ることは可能だが3ローターのトルクは幅広いコースに対応するには必要不可欠な要素となる。

インタークーラー&レジエターはオリジナルのレベルマンキットを使いVマウント化。ブルーのカラーリングはクールカラーといい、冷却性能などを高めるコーティングとなっている。

 

エンジンマネージメントはモーテックの最高峰M800を使用。シーケンシャルシフト用の点火遅角など、あらゆる制御が可能なだけでなく、ロガー性能なども充実している。

サスペンションはクァンタムベースにスクートのライドハイトシステムを追加しピッチング制御性能を高める。スタビはレースなどでも使われる調整式、アームの取り付けはピロボール化されている。

モーテックのダッシュロガーを装備したインテリアはレーシングカーテイスト。しかし、ペダルは一般的なつり下げ式のままにするなどあくまでもストリートチューンの延長線上。

ミッションはヒューランドのレース用シーケンシャル。ギヤ比の選択幅も広く耐久性も高い。より多くのサーキットに安心して遠征し、結果を残すための選択だ。

 

ドアなどの脱着可能な外板の多くはFRP製で、ウインドウはフロント意外ポリカーボネイト。できるかぎりの軽量化は行っているが、カーボンパーツはあえて多用しなかった。

室内に見える筒はメンテナンス用のエアジャッキ。限られた時間内でのタイヤ交換が発生した場合などには大活躍するハズだ。

おなじみのスリークライトはRE雨宮チューンの代名詞ともいえるキーパーツ。ボディキットはスーパーGTマシンをモチーフに設計されたもの。

web option編集部

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