【REPORT】「ランボルギーニ スーパートロフェオ ワールドファイナル」レポート! 最速ワンメイクレースに迫る。

Lamborghini Super Trofeo

ランボルギーニ スーパー トロフェオ

ヨーロッパ、アメリカ、アジアシリーズの最終決戦!

世界最速のワンメークレースとも称される「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」シリーズは、2019年に当時の10気筒エンジンを積むガヤルドをベースとしたコンペティションモデルを使用して始まった。当初同シリーズが行われていたのはヨーロッパ・シリーズのみだったが、後にアメリカ、そしてアジアでもスーパートロフェオ・シリーズがスタートしている。

現在このシリーズで使用されているマシンは、2018年にデビューを飾った「ウラカン スーパートロフェオEVO」で、前作のスーパートロフェオと比較してエアロダイナミクスの最適化など、より高性能なマシンを生み出すためのプロジェクトは、ランボルギーニのレース部門であるスクアドラ・コルセ、そしてGT3マシンの開発でも密接な関係にあるダラーラとの共同で行われた。2018年シーズンはこのニューマシン投入という話題もあり、スーパートロフェオ・シリーズには、とりわけ大きな注目が集まった年だったのだ。

そして、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの各シリーズが最終戦を迎えるのがこのワールドファイナルだ。ワールドファイナルは毎年開催されるサーキットが異なり、今年はイタリアのヴァレルンガが選ばれたが、昨年は同じイタリアのイモラ、一昨年はスペインのバレンシアと、エントラントにとっても最終戦として常に刺激的なイベントとしているのが興味深い。ちなみにスーパートロフェオ・シリーズは、2009年のスタート時からトータルすると、現在までの10年間に18ヵ国42ヵ所のサーキットでレースを開催。昨年来の話題としては、いわゆるレースシーズンのオフ期間を利用した、中東シリーズが誕生したのも見逃せないところだ。

ワールドファイナルには、各シリーズでのランキング上位チームがエントリーされ、まずはヨーロッパ、アメリカ、アジアの各チャンピオンとランキングを決定する。スーパートロフェオのドライバーは、PRO=プロとAM=アマチュアにカテゴライズされており、PROクラスのほかに、PRO-AMクラスなどのチャンピオンシップなども用意されている。レースは50分間で競われるが、その中でドライバー交代、あるいはその代わりにピットストップが義務付けられることでレースに面白さが増す仕組みだ。

2018年のワールドファイナルを制したのは、PROクラスではアントネッリ・モータースポーツチームのジャコモ・アルトとダニエリ・ザンビエリ。彼らはイタリアのGT選手権においてもウラカンGT3でチャンピオンシップを獲得している。PRO-AMクラスではP1モータースポーツのフアン・ペレスとロリス・スピネッリがヨーロッパとアメリカのタイトルを獲得し、その勢いをそのままにワールドファイナルを制覇。すべてのモデルがイコールコンディションで戦うワンメークレースだけに、シーズンの最後を飾るにふさわしい、非常にスリリングでタフなレースを観戦できたのは言うまでもない。

近い将来「ウルス」のワンメイクレースも開催。

ランボルギーニ・スーパートロフェオ・シリーズは、2019年も2018年と同様にウラカン・スーパートロフェオEVOを使用して行われる予定だ。今回ヴァレルンガでは、ランボルギーニ、そしてランボルギーニ・スクアドラ・コルセがマシンを開発、そしてレースのオーガナイズなどすべてを行う新たなワンメークレース・シリーズの企画案も発表された。それは、SSUV=スーパースポーツ・ユーティリティ・ヴィークルのウルスを使用したレースであり、そのレース仕様車のコンセプトカー「ウルスST-X コンセプト」の画像も同時に公開されている。

2019年のランボルギーニ・スーパートロフェオ・ワールドファイナルは、10月24日〜27日。開催サーキットはスペインのヘレスに決定している。ここではコンセプトの文字がなくなった、ウルスをベースとしたワンメークレース車両も正式発表される見込み。ランボルギーニのモータースポーツ活動は、これからさらに積極的なものになっていきそうな雰囲気だ。

REPORT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)

(GENROQ Web編集部)

この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事