【メルセデス・AMG C63試乗】「ミニ・ニュル」で実感。日常からサーキットまでをカバーする懐の深さと信頼性

ESP-OFF時に調整可能な9段階調整のトラクションコントロールは、数値が小さいほど制御の介入が強くなりますが、筆者のスキルではタイムを出すなら3、振り回して遊ぶなら7がベストでした。ちなみに、これらの調整もステアリングに装着されたダイヤルで変更可能なので、周回やコーナー毎に簡単に調整できるのも嬉しいポイントです。

ちなみにスライドさせて楽しいのは動きが穏やかなセダン、操作に対する動きがよりセンシティブなクーペはグリップで走らせたほうが楽しかったです。

実はサーキット走行は1セット4〜5周の交代性でクルマ自体はほぼ休みなしの連続走行だったのですが、パワートレインの水温/油温/油圧などはもちろん、従来モデルから変更のないブレーキやタイヤ(ミシュラン・パイロット・スーパースポーツ)も絶大な信頼と安心感と耐久性も実証していました。

このように、今回の変更は見た目の変化は最小限ですが、走りの変化はフルモデルチェンジ級と言っていいでしょう。間もなく日本でもその実力を体感できると思います。

(山本 シンヤ)

【関連記事】

【メルセデス・AMG C63試乗】超売れCクラスのAMGバージョン・C63/C63S。新型の変更箇所をチェック!
https://clicccar.com/2018/08/29/622730/