氷上性能だけでなくユーザーが求める新たなニーズ「ウェット性能」を重視した横浜ゴム「iceGUARD 6(アイスガード シックス)」

まず最初にお伝えしたい「iceGUARD 6(アイスガード シックス)」のポイントはタイヤのイン側とアウト側のパターンが異なる「非対称パターン」です。

イン側は主に氷上性能や凍結路面、ウェット路面へ対応するため接地面の向上を図るため採用したパワーコンタクトリブ(画像紫部)が大きな特徴でしょう。
リブを幅広とし凍結路面やウェット路面で接地面を確保できることで、ハの字型のサイプが路面に対してしっかりとエッジ効果を発揮し性能向上を実現しました。

また、主に雪上性能やウェット路面に貢献する新たなグルーブを採用したのがアウト側です。

タイヤエッジ成分を増加させ制動性を高めたライトニンググルーブ(画像青線部)や、雪上性能向上に寄与するトライアングルスポット(画像丸囲み部)などでスタッドレスタイヤに求められる性能を高めています。


さらに中央部に刻まれた新開発の4段立体サイプを採用したクワトロピラミッドディンプルサイプは端部の切れ込みから縦溝に効果的に路面の水を排水。また、切れ込みがエッジ成分の拡大にも貢献しているだけでなく、摩耗が進行した際のエッジ効果を持続する役割を得ています。

あと斜め方向のグルーブに横方向グルーブを組み合わせた新開発のダブルマイクログルーブも従来品とくらべさらに進化し、装着初期から高レベルの氷上性能を発揮することも忘れてはいけません。
しかし、トレッドパターンだけが「iceGUARD6」性能向上の理由ではありません。