この春ぜったい乗りたい!新生活におすすめの新車TOP5!【2022年版】

■1.5L以下のコンパクトカー、今買うならこれ!

コロナ禍を跳ね返すように、2021年は国産・輸入車問わず新車が続々と発表されました。その数多く登場した新車の中から、コンパクトなボディサイズと1.5L以下の小排気量エンジンの2つに絞って、2022年春の新生活にふさわしいオススメの新車トップ5を紹介します。

●スズキ アルト/高い実用性に安全性や親しみやすさをプラス

2022年のおススメ新車
スズキ アルト

初代モデルから42年、8世代という長い間、運転のしやすさ、使い勝手のよさ、経済性の高さなどを兼ね備えた実用的な軽自動車として人気を誇るのがスズキ アルトです。2021年に登場した9代目の現行型アルトは、誰もが気軽に安心して乗れる、世代を超えて親しみやすく愛着のわくデザインを採用が特徴です。

外観デザインは、親しみやすさを演出するために、丸みを帯びた柔らかなフォルムの中に楕円形のモチーフを採用。コンパクトなボディも安心感のある立体的な断面にこだわった造形となっています。
インテリアは、インパネとドアトリムに落ち着きのあるネイビーカラーを採用し、質感の高さや居心地のよさを表現。また、シートにはあらゆる世代で親しまれているデニム調のシート表皮を採用。シート背面はブラウンとし、シート全体で親しみやすさを演出しています。

搭載するパワートレインは、低燃費と力強い走りを両立する660cc直列3気筒DOHCエンジン+CVT。一部のグレードには、低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジンとISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモード燃費では軽自動車トップの27.7km/Lを実現しています。

軽自動車のベーシックモデルながら、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能を全車に標準装備するなど高い安全性が特徴です。

優れた燃費性能と高い安全性能を備えたアルトの車両本体価格は94万3800円~137万9400円です。

■ダイハツ ロッキー&トヨタ ライズ/扱いやすいコンパクトSUV

2022年のおススメ新車
ダイハツ ロッキー

ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズは2019年に登場した5ナンバーサイズのコンパクトSUVです。今回は2021年11月に登場した「e-SMART HYBRID」と呼ばれるハイブリッドシステムを搭載したロッキー/ライズのハイブリッド車を取り上げます。

ロッキー/ライズは全長3.995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmの5ナンバーサイズで、登録車のSUVの中でもコンパクトなボディが特徴です。しかし、コンパクトなボディにも関わらず、ラゲッジ容量は5人乗車時で369Lを確保するなど優れたパッケージが魅力です。

当初は1L直列3気筒ターボエンジンのみでしたが、2021年11月に1.2L直列3気筒エンジンとともに「e-SMART HYBRID」と呼ばれるハイブリッド車が追加されました。「e-SMART HYBRID」は搭載する1.2Lエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動させて走行するシリーズハイブリッドです。

電動車らしい、レスポンスの良い加速性能と高い静粛性に加え、発電と充放電を最適に制御することで、コンパクトSUVクラストップレベルのWLTCモード28.0km/Lという低燃費を実現しています。駆動方式は、1.2Lエンジン搭載車とハイブリッド車が2WD(FF)、1Lターボエンジン搭載車が4WDとなります。

運転支援システムは、新ステレオカメラを採用し進化したスマートアシストを採用。CTA(コーナリングトレースアシスト)をはじめ、ダイハツ車最多となる19の予防安全機能を搭載しています。ロッキーの車両本体価格は166万7000円~234万7000円となっています。

■トヨタ アクア/初代に比べて居住性や走りがさらに充実

2022年のおススメ新車
トヨタ アクア

優れた燃費性能を発揮するものの、車両価格が高価だったハイブリッド車を低価格で幅広い人たちに普及させたのが初代トヨタ アクアでした。約10年振りにフルモデルチェンジを行い、2代目となる現行型アクアが2021年7月に登場しました。

日本の道路環境にぴったりなコンパクトなボディサイズはそのままにホイールベースを従来型に対し50mm延長することで、特にリヤシートの居住空間や荷室空間を拡大し、利便性を向上しています。さらにTNGAプラットフォームを採用することで、高いボディ剛性と静粛性に加え安定感のある走りを実現しました。

搭載されている1.5Lエンジンのハイブリッドシステムには高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用。これによりモーターだけでの走行可能速度域を拡大したことで街中の多くのシーンでエンジンを使わず電気だけで走行できます。

安全装備では、最新のトヨタセーフティセンスを標準装備。交差点での右左折時の事故に対応範囲を拡大したプリクラッシュセーフティ、高速道路での追従走行を可能とする全車速追従型レーダークルーズコントロール、同一車線内の中央を走行するよう操舵支援するレーントレーシングアシストを標準装備しています。

駆動方式が従来の2WDに加えて、4WDを設定。そしてアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードを全車に標準装備し、利便性が向上したアクアの車両本体価格は198万~259万8000円となっています。

■日産ノート オーテック クロスオーバー/ファクトリーブランドが仕上げたSUV仕様のノート

2022年のおススメ新車
日産ノート オーテッククロスオーバー

2021年10月に登場した日産ノート オーテック クロスオーバーは、e-POWERと呼ばれるシリーズハイブリッドを搭載したコンパクトカー、ノートをベースにファクトリーブランドのオーテックが「プレミアムスポーティ」と、SUVの機能やスタイルを融合させたコンパクトクロスオーバーモデルに仕上げたクルマです。

外観は、オーテック車共通のドットパターンフロントグリルや、オーテック専用のブルーに輝くシグネチャーLED、メタル調フィニッシュのドアミラーなどを採用しています。さらに、専用デザインのサイドシルプロテクターやホイールアーチガーニッシュ、ルーフモール、クロスオーバー専用デザインのアルミホイールを装備し、躍動感のあるスタイルに仕上げています。

また、スプリングやショックアブソーバー、パワーステアリングに専用のチューニングを施し、大径タイヤを装着することで、地上高を25mmアップ。オンロードでの安定性の高い走行性能だけでなく、不整地や雪道などでの対応力も向上させています。

インテリアでは、柔らかな手触りで体に馴染むレザレットのシート地や、鮮やかな木目が特徴的な高級材、紫檀(シタン)の柄のインストルメントパネルを採用。室内全体をブラック基調とし、上質な素材とこだわりのディティール表現とともに機能的な雰囲気も演出しています。

安全装備ではプロパイロットは、オプション設定となっていますが、360°セーフティサポートを実現する先進安全技術を搭載し、全方向での安全性を向上しています。
貴重な5ナンバーサイズのSUVながら、都市部に多く存在する立体駐車場に対応した優れたパッケージングのノートオーテッククロスオーバーの車両本体価格は253万7700円~279万6200円となっています。

■アウディ A3スポーツバック/スタイリッシュさが際立つドイツ車の入門モデル

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アウディ A3スポーツバック

4代目となる現行型アウディ A3スポーツバックは、大きなマーケットであるコンパクトセグメントにおいて高い人気を誇るハッチバックです。ボディサイズは、全長4,345mm×1,815mm×全高1,440mmとなり、室内空間だけでなく、ラゲッジ容量も5人乗車時で380Lと拡大しています。

外観デザインは、ヘッドライトからリアライトへとつながるショルダーラインに加えて、「アウディクワトロ」をイメージしたブリスターフェンダー、彫刻的な凹面形状のドアパネルが、力強いサイドビューを形成。立体的なデザインのリアコンビネーションライトやフロントバンパーのエアインテークをモチーフに採り入れたリアバンパーが、ワイド&ローのプロポーションを強調しています。

インテリアは、センターコンソールを運転席側に向けたドライバーオリエンテッドなコックピット デザインを採用しました。コンパクトな新形状のシフトスイッチも採用しています。

搭載するパワートレインは、最高出力110ps、最大トルク200Nmを発生する1L直列3気筒ターボエンジン+ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステム。そして、2L直列4気筒ターボエンジンの2種類です。

組み合わされるトランスミッションは、両エンジンともに高効率かつ素早い変速を可能にする7速Sトロニックを採用。駆動方式は1L車が2WD(FF)、2L車はクワトロと呼ばれる4WDとなります。

アウディ A3スポーツバックの車両本体価格は310万~483万円です。

(文&写真/萩原文博

※この記事は2022年4月8日に再編集しました。

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この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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