専用設計装備を満載した新型「パサート オールトラック」をジュネーブモーターショーで披露

「Alltrack」の文字を刻印した頑丈なステンレス製ドアシルプレート、折伏縫いのフロアマットに加えて、アルカンターラのコンフォートシートなどが印象的なインテリアでは、センターに「7 サミッツ」と呼ばれるファブリックの装飾が個性を演出しています。

Der neue Volkswagen Passat Alltrack

ほかにも、多様なレザーオプションや14 ウェイ電動調整機能、エアコンコントロール、マッサージ機能などもオプションで選択可能。

「アクティブ インフォ ディスプレイ」も新型「パサート オールトラック」向けに変更されていて、水平方向のデザインが強調されたズラリと並ぶベンチレーションバーは、「トラックス」と呼ばれるデザインのトリムでアップグレードされています。

また、駆動方式は第5世代のハルデックス・カップリングを搭載した4MOTION(4WD)で、スリップする前に作動するためトラクションがほとんど失われないというシステムになっていて、通常は前輪を駆動。

さらに、第5世代のハルデックス・カップリングは、縦方向のロックとして機能し、「エレクトロニック スタビリティ コントロールシステム(ESC)」に一体化された「エレクトロニック ディファレンシャル ロック(EDS)」は、四輪すべてに対する横方向のロックとして機能。

いずれかのホイールが空転し始めると、瞬時にその反対側のホイールに駆動力を配分します。なお、220ps仕様の2.0TSI と240PS仕様の2.0TDI には、前後アクスルに「EDS」の拡張機能といえる「XDS+」が装備されます。

見どころ満載ですが、そのほかにも、牽引をサポートするトレーラーアシストなど、欧州などでニーズがありそうな機能も用意されています。

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(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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