プリウスの強敵、シボレー・ボルト次世代パワートレイン公開

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レンジエクステンダーEV、すなわちバッテリーからの電力でモーターを駆動するのを基本に、エンジンによる発電も行なうのがボルトの特徴。そのため発電用、駆動用と別々のモーターからなる、2モーターユニットを持っています。

そして、そのモーターユニットも一新されています。レアアースの使用を減らし、片方のモーターではレアアースはまったく使っていないほどだといいます。

もちろん、効率もアップ。発表によれば5~12%も向上させているといいます。さらに従来のユニットに対して約45kgもの軽量化も果たしているということです。

レンジエクステンダーEVは、複数のパワーソースゆえの重量増が指摘されることもありますが、次世代ボルトではバッテリー、モーターユニットの軽量化、エンジンも含めたパワートレイン全体の効率化を果たしているというのが今回の発表。果たして、実車でどれほどの燃費性能を実現しているのでしょうか。2015年1月のデトロイトモーターショーにおける公開が気になる一台といえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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