新型ロードスターは下から「顔」を見るとよくわかる

4代目となる新型ロードスターが発表されました。

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冒頭には主催者代表として、まずは代表取締役社長兼CEOの小飼雅道氏より挨拶がありました。ロードスターの誕生からこれまでいかにしてファンに育てられたか、などについての感謝の言葉がありました。

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次に、開発主査の山本修弘氏から新型ロードスターの解説へと続きます。

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初代ロードスターは89年に発表され、90年に発売となりました。この時のキャッチフレーズは「だれもが、しあわせになる」です。ロードスターに乗ることで人馬一体、操ることの楽しみ、仲間との出会い、ロードスターのある生活、など日本が豊かになってきた象徴としての個性的なクルマの登場が世の中に受け入れられました。

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そして、ロードスターはマツダのアイデンティティとしてこれまで生産され続けてきたとは言え、会社の売り上げに直接大きく貢献するジャンルの車種ではありません。ご存知の通り何度かの危機も乗り越え、25年を経て4代目へとつなぐことができました。

その4代目の顔は、やや目が小さくて可愛くないんではないか、とも見えます。しかし、山本主査は、その新型の顔を下から見て欲しいといいます。下から見たロードスターは笑っている顔に見えるというのです。

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確かに、笑って見えますね。

25年前、だれもをしあわせにしたロードスターは、25年後に登場した4代目で「だれもがが笑顔になる」クルマとして登場したのかもしれませんね。

(文・写真:clicccar編集長 小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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