トヨタ新開発「iForceMax」搭載! 新型タンドラは「次世代の英雄」になる

■3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジン+電気モーターも設定か?

米国トヨタは現在、フルサイズ・ピックアップトラック「タンドラ」次期型を開発していますが、新たなティザーイメージを初公開しました。

トヨタ タンドラ_001
トヨタ タンドラ 次期型 ティザーイメージ

タンドラは輸出されていた国産モデル、「T100」の後継車として2000年に発売、同社のフルサイズクロスオーバーSUV「セコイア」とはプラットフォームを共有する兄弟モデルとなっています。現行型の登場は2007年と古いですが、2014年には大幅改良が行われており、これが14年振りのフルモデルチェンジとなります。

トヨタ タンドラ_005
トヨタ タンドラ

公開されたティザーイメージは「iForceMAX」と刻印されたエンジンカバーとみられ、トヨタは「次世代の英雄的なiForceパフォーマンスは、まったく新しいタンドラを動かす準備ができています」と語っています。

エンジンの半分しか見えない画像には3つのリブが見えるため、全部で6つのリブがあると想定できることから、おそらくV型6気筒パワートレインであることが予想されます。

事実、以前トヨタ北米営業担当副社長はモータートレンド誌に「タンドラは5.7リットルV型8気筒よりも”実質的”に高いパワーとトルクを備えたエントリーレベルのユニットを含む2つのまったく新しいエンジンが提供される」と語っています。

1つは、「ランドクルーザー」の新しい3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンで、最高出力は386ps・最大トルク544Nmを発揮すると見られます。

2つめのパワートレインは謎ですが、トヨタは最近「近い将来、ピックアップトラックのラインアップに電化をもたらす」と計画を断言しており、ハイブリッドまたはプラグインハイブリッドが期待できるでしょう。

また、トヨタは今月初めのイベントでパネルディスカッション中にタンドラに関して言及、過去7年間で販売した11万台から12万台へ大幅に年間販売を増加させたい意向を示し、新型タンドラが多くのバリエーションを持つことを示唆しました。

以前のティザーイメージからは、彫刻されたフードと新設計のL字型LEDデイタイムランニングライトを装備するほか、グリルに取り付けられたマーカーライトとライドバーが確認できます。

タンドラ次期型のワールドプレミアは不明ですが、それほど遠くはないはずです。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる