今日は国連記念日。ブームにもなった日産シーマに5代目が登場!【今日は何の日?4月25日】

■日本中で話題騒然となった新宿の現金1億円落とし物事件

4月25日は、「国連(国際連合)記念日」です。1945(昭和20)年のこの日、米国サンフランシスコで連合国50ヶ国の代表が集まり、国連憲章を採択したことに由来します。国連の主な活動目的は、国際平和の維持、経済や社会などに関する国際協力の実現です。正式に国際憲章が発効されて国連が発足したのは、1948年10月24日です。

また1980(昭和55)年のこの日、東京の銀座3丁目の道路脇で一般人の大友さんが現金1億円を拾うという出来事が起こりました。落とし物として警察に届け出るも、結局落とし主が名乗り出なかったため、全額1億円が大友さんのものになりました。妬みによる大友さんに対する脅迫や嫌がらせなど、TVが面白おかしく扱ったので日本中が大フィーバーになりました。警察に届け出た落とし物は、3ヶ月の間に所有者が現れなければ、拾得者のものになるということ、ご存知でしたか。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

2012年発売の5代目シーマ
2012年発売の5代目シーマ
2012年発売の5代目シーマ
2012年発売の5代目シーマ

2012年(平成24)年のこの日、日産からハイブリッドモデルの5代目「シーマ」が発売されました。

初代シーマは、バブル真っただ中の1988年に誕生し、3ナンバーのスタイリッシュなボディに、3L V型6気筒DOHCのターボエンジンとNA(無過給)エンジンを搭載。バブル時代を象徴する「シーマ現象」という言葉が生まれるほどの大人気を博し、爆発的なヒットモデルになりました。

1988年発売の初代シーマ
1988年発売の初代シーマ
1988年発売の初代シーマ
1988年発売の初代シーマ

その後、バブル崩壊とともにシーマの販売は一気に低迷しましたが、フラグシップセダンとしてモデルチェンジを続けます。一旦生産終了の後、1年9ヶ月のブランクを経て2012年に登場したのが、5代目シーマです。

5代目は、歴代シーマの優れた走りと居住性、快適性を継承し、最大の特長はハイブリッド専用モデルということです。ハイブリッドは、日産独自の1モーター2クラッチ方式の「インテリジェント・デュアルクラッチ・コントロール」システムを採用。環境技術への要求が強まる中で、高級FRセダンのシーマも燃費低減に対応した形です。しかし、この5代目以降シーマはモデルチェンジされることなく販売は壊滅状況、生産終了の噂が飛び交う厳しい状況です。

最近女優の伊藤かずえさんが30年間愛用した初代シーマを、日産がレストア(新車同様に復活)させると申し出たことが話題になっています。かつて一世を風靡した名車だけに、日産の電動化戦略の中に組み込んで生き残ってほしいですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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