VWの最上級モデル、パサートがマイナーチェンジ。ガソリンエンジンを1.4Lから1.5Lにライトサイジング

■最新のフォルクスワーゲンデザインを採用

フォルクスワーゲン パサート
マイナーチェンジを受けたパサート・シリーズ

2021年4月6日、フォルクスワーゲンの最上級モデルであるパサートがマイナーチェンジを受けました。

セダン、ステーションワゴンのヴァリアント、ワゴン派生型クロスオーバーモデルであるオールトラックが同時に改良されています。

フォルクスワーゲン パサート
2021年4月6日にマイナーチェンジを受けたフォルクスワーゲン・パサートシリーズ

新型パサートは、最新のフォルクスワーゲンデザインになり、エクステリアをリフレッシュ。

ガソリンエンジンが1.4TSIエンジンから1.5TSIエンジンに変更されています。ダウンサイジングからライトサイジング(適正化)されたことになりそうです。

フォルクスワーゲン パサート
マイナーチェンジを受けたパサートのインパネ

また、2.0TDIエンジンに新たに7速DSGが搭載されるなど、パワートレーンも強化されています。

新型パサート・オールトラックには、フルタイム4輪駆動システムの「4MOTION」とロングドライブに最適な2.0TDIエンジンが組み合わされ、ラフロードにも対応するオールラウンドな走りが可能になります。

先進安全装備では、同一車線内全車速運転支援システムの「Travel Assist」やLEDマトリックスヘッドライトの「IQ.LIGHT」など、フォルクスワーゲン初採用となる最新の先進運転支援システムが全車に標準装備され、安全性や快適性を向上。

前者は、あらかじめ設定した車速内で前走車との車間と走行レーンの維持をサポートする機能です。後者は、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDを個別に制御することで、最適な配光を可能としたシステム。

フォルクスワーゲン パサート
LEDマトリックスヘッドライトの「IQ.LIGHT」

さらに、常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステム「Discover Pro」を採用。こちらは、オンラインサービスの「We Connect」と合わせることで、最新の渋滞情報などを入手できるほか、スマホの専用アプリで窓の閉め忘れや車両駐車位置などの車両情報を確認することができます。

フォルクスワーゲン パサート
パサートのフロントシート

ボディカラーは、パサート(セダン)に新色の「アクアマリンブルーメタリック」を含む4色を用意。

また、新型パサート・ヴァリアントは、R-Line専用色の「ラピスブルーメタリック」を含む5色展開になっています。パサート・オールトラックには、新色の「アクアマリンブルーメタリック」をはじめ、計5色が設定されています。

価格帯は、パサート(セダン)が429万9000円〜534万9000円、パサート・ヴァリアントが449万9000円〜584万9000円、パサート・オールトラックが552万9000円〜604万9000円です。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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