世界初公開から約5ヵ月、いよいよ日本仕様のスバルBRZがベールを脱いだ!【SUBARU BRZ日本仕様・初公開】

■やみくもにパワーを高めるわけでなく、BRZの特長である旋回性能の高さに磨きを掛けた

GR 86プロトタイプ外観09
GR 86とBRZのツーショット。

トヨタとの業務提携で誕生したスバルBRZは水平対向エンジンを搭載したFRスポーツカーとして、2012年2月に初代モデルが登場しました。「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載することで、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能が特徴です。

2020年11月に米国仕様車の新型BRZが世界初公開されていますが、2021年4月5日、BRZの日本仕様車がトヨタ86と共に公開されました。気になる発売のタイミングは2021年夏頃となっています。

新型BRZはスポーツカーならではの走りの愉しさに磨きをかけ、ピュアスポーツカーらしいドライバーの感性を刺激し、高揚感を引き出す走りの愉しさを一段と際立たせています。ピュアスポーツカーBRZの特長である優れたハンドリング性能に磨きを掛けるため、シャシーはスバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを導入。さらにインナーフレーム構造や構造用接着剤などの採用により、ボディを再構築しました。

BRZプロトタイプ外観02
BRZプロトタイプのフロントスタイル。
BRZプロトタイプ外観03
ヘッドライトを点灯したフロントスタイル。

その結果、新型BRZは先代モデルに対して、フロント横曲げ剛性は約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上させています。

そしてステアリング操作への応答性を高めることで、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させました。新型BRZのボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mmで、先代と比べて全幅は変更なしですが、全長が+25mm、全高が−10mmとなりました。

BRZプロトタイプ外観04
BRZプロトタイプのリアスタイル。

ルーフやエンジンフード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用することで、車両重量の増加を防いでいます。また、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現することにより運動性能を向上させています。

BRZプロトタイプ外観18
後輪の後部に空力特性を向上させるパーツを装着。

デザインは、ひと目見ただけで高い走行性能を予感させる躍動感をもったスポーツカーを目指して仕上げています。外観ではより低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を強調するとともに、グリルから始まり後方へ連なる造形によって、体幹の強さを表現しています。

BRZプロトタイプ外観15
フロントバンパーのパーツの表面にも空力性能向上のための加工が施される。

また。サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなどデザインにアクセントをもたせるだけでなく、スポーツカーとしての性能をより引き出す機能性を両立した空力アイテムを数多く導入しています。


BRZプロトタイプ外観10
ポジションランプ点灯時のヘッドランプ。
BRZプロトタイプ外観11
下向きのヘッドライトを点灯させた時のヘッドライト。
BRZプロトタイプ外観12
ウィンカー点灯時のヘッドライト。
BRZプロトタイプ外観13
ヘッドライトの横にBRZのロゴが刻まれている。

 

BRZプロトタイプ外観14
リアに張られたBRZのエンブレム。
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BRZプロトタイプのトランク。
BRZプロトタイプ内装03
水平基調のインストルメントパネルを採用したコクピット。


BRZプロトタイプ内装04
ホールド性抜群のスポーツシートを採用。

インテリアは、シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーによって広い視界を確保。ドライバーが集中してクルマと対話しながら運転できる室内空間を提供しています。

メーターパネルには、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用。必要な情報をわかりやすく表示し、あらゆる状況下でも直感的に情報を把握できるようになっています。そしてシートには高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートを装備。疲れにくく、運転に集中できる環境作りがなされています。

BRZプロトタイプ内装04
ホールド性抜群のスポーツシートを採用。
BRZプロトタイプ内装05
リアシートの背もたれ部分は前に倒すことが可能。
BRZプロトタイプ内装12
センタパネルにはオートエアコンの操作パネルを設置。
BRZプロトタイプ内装13
TFT液晶パネルを採用したメーターパネル。
BRZプロトタイプ内装14
スターターボタンを押したときのアニメーション。
BRZプロトタイプ外観16
ウィンドウォッシャー液の噴射口は3カ所設置している。
BRZプロトタイプ内装02
2.4Lへと排気量がアップしたエンジン。
BRZプロトタイプ内装09
6速ATのシフトノブ。


搭載する2.4L水平対向4気筒DOHCエンジンは、最高出力は235ps(+28ps)、最大トルク250Nm(+38Nm)と従来型の2Lエンジンよりパワーアップ。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減を実現し、優れたレスポンスと滑らかに高回転までふけ上がる極上のフィーリングと力強い加速感を両立しました。

組み合わされるミッションは6速MTとスポーツモードの制御が進化した6速ATを用意。6速AT車はクルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリング性能を可能としています。

BRZプロトタイプ内装10
ハンドルから手を離さずことなくシフトチェンジが可能。
BRZプロトタイプ内装11
6速ATにはスポーツモードとスノーモードを設定。
BRZプロトタイプ内装08
クルーズコントロールを起動させるレバー。
BRZプロトタイプ外観17
6速AT車にはアイサイトを搭載し安全性を向上させている。
BRZプロトタイプ内装06
追従走行時の車間距離を制御できるスイッチ。


さらに6速AT車にはスバルの運転支援システム「アイサイト」を採用。通常走行時における安全サポートから衝突回避支援や衝突被害の軽減に貢献する総合的な安全技術を搭載した新型BRZ。早くステアリングを握ってみたいですね。

(文・写真:萩原 文博

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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