4×4で四輪駆動の日。生まれも育ちもアメリカの「アコードワゴン」が日本デビュー!【今日は何の日?4月4日】

■性の多様性を考えるトランスジェンダーの日

4月4日は「トランスジェンダーの日」です。1992(平成4)年のこの日、性同一障害者のグループ「TS(トランスセクシャル)とTG(トランスジェンダー)を支える人々の会」が制定しました。「男と女」だけではとらえきれない性の多様性について、広く社会的な理解を深める日です。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

まず「4×4(フォー・バイ・フォー)」の語呂合わせで「四輪駆動の日」です。2016(平成28)年、メルセデス・ベンツ日本が制定しました。四輪駆動車の歴史は、ダイムラーが造り上げたからだそうです。確かに、世界で初めて四輪駆動を実用化したのは、1907年メルセデス・ベンツが軍用車として開発した「デルンブルク・ワーゲン」と言われています。

お次は1991(平成3)年4月4日、ホンダが米国オハイオ工場で生産された「アコードワゴン」を輸入して日本で販売を始めました。

1991年発売のアコードワゴン
1991年発売のアコードワゴン
1991年アコードワゴン
1991年アコードワゴン

アコードワゴンは、4代目「アコード」をベースに米国で設計、開発、生産され、生まれも育ちも米国の本格的な現地開発・生産モデルです。アメリカンな雰囲気のスタイリッシュなフォルムと、大きな開口のテールゲート、また荷物の量に応じてシートを別々に倒せる6:4分割可倒式リアシートなど実用性にも優れていることが特長です。

1989年発売の4代目アコード
1989年発売の4代目アコード

パワートレインは、2.2L SOHCエンジンと電子制御でキメ細かなシフトパターンが得られるS(スポーツ)モード付4速電子制御ATが用意されました。

アコードワゴンは、日本での車名を「アコードU.Sワゴン」として、輸入車であることを積極的にアピールしました。これによって、アメリカ風のスタイリッシュなモデルというイメージが出来上がり、日本車ブランドの輸入車としては異例のヒットになりました。日本人は、アメリカンとかヨーロピアンという言葉に弱いですからね(笑)。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
続きを見る
閉じる