日本導入に期待! 日産のスタイリッシュなコンパクトSUV「マグナイト」の受注好調

■海外で「マグナイト」の受注がスタート!

日産の新型コンパクトSUV「マグナイト」の受注が海外でスタートしました。

日産のコンパクトSUV「マグナイト」のグラマラスなサイドビュー

同社が昨年5月に発表した事業構造計画「NISSAN NEXT」において市場投入を予告した12車種のうちの1台で、今後世界各地での発売が予定されています。

コンパクトながらもボリューム感の有るボディデザインや大型ヘキサゴングリル、スクエアなホイールアーチなどが目を惹くSUVで、日産によると日本でデザイン、栃木試験場で走行評価を実施したそうです。

プラットフォームはルノーとの共同開発による「CMF-A」を採用。生産は日産のインド部門が担当。

日産のコンパクトSUV「マグナイト」用の1.0Lエンジン

サイズ的には欧州のBセグメントに分類され、車両サイズは全長3,994mm、全幅1,758mm、全高1,572mmでホイールベースが2,500mmと、全長が4.0mを切るコンパクトさが特徴。

最低地上高が205mmと高く、悪路でも安心して走行できる設計になっています。

車両重量は939kg~1,039kgと軽量。パワーユニットはスムーズな加速と低燃費を実現するGT-Rのミラーボアシリンダーコーティング技術を導入した新開発1.0LターボエンジンとCVTを組み合せており、同クラスのNAエンジンと比較して最大1.5倍の加速性能を達成しています。

「HRAO」型と呼ばれる同エンジンは1.0Lの排気量で100ps/15.5kgmの出力を発生。

●車両価格は158万円から! 国内ではトヨタ「ライズ」の強力ライバルに

日産のコンパクトSUV「マグナイト」のLEDヘッドランプ

エクステリアではメッキリムを強調したラジエータグリルやフェンダーサイドまで回り込んだ薄型LEDヘッドランプ、L字型のDRL(デイタイムランニングライト)、黒素地仕様のフェンダープロテクター、ユニークなデザインのテールランプなどを採用。

日産のコンパクトSUV「マグナイト」のインテリア

インテリアではメーターに7インチの液晶ディスプレイを採用しており、センターコンソールにはApple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」に対応した8インチのタッチスクリーンを装備。自車周囲の障害物を確認できるアラウンド・ビューモニターなどが表示可能。

坂道発進をサポートするヒルスタート・アシストを装備しており、最新の安全技術など、クラス最高の機能を数多く採用しています。

フロントマスクの表情がどことなく今秋の国内導入が噂されているトヨタの海外向けモデル「カローラ クロス」に似ているのも興味深いところ。

日産のコンパクトSUV「マグナイト」のリヤビュー

日産が「マグナイト」の受注をスタートさせたインドネシアでは、車両価格設定が約158万円(MT)から180万円(CVT)とリーズナブルなこともあり、開始後、僅か5日間で5,000台超の受注が入ったそうです。

デザイン的に洗練された、かなり魅力的なコンパクトSUVだけに、日本でも同クラスのトヨタの人気コンパクトSUV「ライズ」(167.9万円~)に対抗できる価格設定が実現すれば、同車の強力なライバルになるのは間違いなさそう。

今後も引き続き「マグナイト」の日本導入に向けた動きが注目されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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