フェラーリ初のSUVを鮮明に撮影。果たしてV12は採用されるのか!?

■レヴァンテのテストミュールながら、わずかに長いノーズ、低いマウントのグリル装備

フェラーリが開発中のクロスオーバーSUV開発車両を初めて鮮明にカメラが捉えました。

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フェラーリ プロサングエ 開発車両

厳冬のスカンジナビアで捉えた最新プロトタイプは、前回同様マセラティのクロスオーバーSUV、「レヴァンテ」を改造したテストミュールを被っています。

しかし、わずかに長いノーズ、低いマウントのグリル、傾斜したAピラーが見てとれるほか、リアエンドには寝かされたリアウィンドウ、バンパーにはフェラーリらしい突き出したクワッドエキゾーストパイプを装備しています。

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フェラーリ プロサングエ 開発車両

社内コード「プロサングエ」と呼ばれるプロトタイプは、市販型ではSUV専用の完全に新しいアーキテクチャ、革新的サスペンションの採用や、可変の最低地上高などが発表されています。

スパイショットの一枚を拡大すると、かすかにダッシュボードが見えますが、レヴァンテとは何の共通点もないようです。少くともアナログ時計は上部に見当たりません。インフォテインメントディスプレイは見ることができず、低い位置に取り付けられているか、ポップアップ/アウト仕様が予想され、通気孔は丸いデザインのように見えます。

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フェラーリ プロサングエ 開発車両

予想されるパワートレインは「GT4 ルッソ」から継承される3.9リットルV型8気筒ツインターボチャージャーユニットで、最高出力は650psへアップグレードが期待されるほか、ハイブリットなどの電化モデルも予想されています。しかし、もっとも興奮すべきはV型12気筒エンジンの設定です。

プロサングエ市販型のワールドプレミアは、早くとも2022年後半となりそうです。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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