米の次世代水素スーパーカー「XP-1」、市販型がラスベガスへ向かう!

■水素エネルギーの新興企業「Hyperion」が開発、0-96km/h加速は2.2秒

米・カリフォルニアを拠点とする水素エネルギーの新興企業「Hyperion」(ハイペリオン)は、2020年8月に電動スーパーカー「XP-1」を発表しましたが、その市販型プロトタイプが公式リークされました。

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ハイペリオン XP-1 市販型プロトタイプ

市販に向けた最終テストのため、ラスベガスに向かうプロトタイプは、8月に公開されたモデル同様、魅力的なVウィングドア、ラップアラウンドガラスキャノピー、コーナリングを改善すると言われる側面に沿ったアクティブエアロダイナミックブレードなど、SF映画に登場するようなエクステリアが見てとれます。

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ハイペリオン XP-1 市販型プロトタイプ

頑丈に見えるボディには、カーボンチタンモノコックと軽量ボディワークにより、車重はわずか1,032kg(2,275ポンド)とされています。

パワートレインは、プロトン交換膜燃料電池、炭素繊維水素貯蔵システム、およびウルトラキャパシターエネルギー貯蔵技術を含む水素パワートレインなど高度な技術が注ぎ込まれており、複数の電気モーター、全輪駆動を備え、3速トランスミッションと組み合わされます。

航続距離は1,635km(1,016マイル)、0-96km/h加速では2.2秒の爆発的加速力、最高速度355km/hの圧倒的パフォーマンスを誇り、5分以内に充填が完了します。

キャビン内では巨大なスクリーンを装備、市販型は2022年に生産をスタートすると言われています。わずか300台の限定モデルとなりますが、価格は発表されておらず、その価格が注目されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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