オートヴィヴィドのフルレストアで、40系ランドクルーザーが時を超えて復活!【東京オートサロン2021】

■40系ランドクルーザー【オートビビット】

高い耐久性と悪路走破性で日本のみならず、世界で人気が高い人気を誇るのが、トヨタ・ランドクルーザーです。

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メッキパーツもピカピカのフロントマスク。

その中でも1960年〜1984年の24年間も販売された40系のランドクルーザーはFJクルーザーのモチーフとなったり、ドラマの主人公の愛車として登場したり、ランドクルーザーの中でもシンボル的なモデルです。

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40系ランドクルーザーのリアスタイル。

2017年の日本自動車殿堂歴史遺産車の1台に選ばれた40系のランドクルーザー。神奈川県にあるカーショップ、オートビビッドはフルレストアした40系ランドクルーザーを出展しました。

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ディーゼルエンジンを搭載しているため、使用できる地域は限定される。
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ホイールもボディ同様に塗装されている。

完成するのに2年の月日を掛けたというランドクルーザーは、オリジナルパーツのみでレストアした逸品。ノーマルではないのはナルディのウッドステアリング、レカロ社製シート、そしてアメリカ車から移植したリアシートのみというこだわり。さすがに費用も相当掛かっている模様。

レストア前は特に腰下などは錆などで腐っていて穴が空いている状態で、修理するのに最も苦労したポイントでした。

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ナルディのステアリングは数少ない純正ではないパーツ。
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ホールド性を重視してレカロシートを装着。

40系ランドクルーザーはモデルライフが長いため、年式や搭載するエンジンによって仕様が異なるのが特徴です。

このクルマは中期型のディーゼル車ですが、リアが幌だったので、リアフェンダーはガソリン車から移植しています。

オールペイントしたボディは純正色より明るめの色をチョイスし、ホイールも白く塗装し、オリジナルに近い状態となっています。

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リアシートはアメ車からの流用品。

ディーゼルエンジンのため、都市部では乗ることはできませんが、海や山などにこのクルマで出掛けたら、相当目立つことでしょう。

現在は日産R32型スカイラインGT-Rをレストア中で、2022年のオートサロンに出展予定というので、今から楽しみです。

●オートビビッド/AUTO  VIVID
ベース車両:トヨタランドクルーザー/最高出力93ps/3600rpm、最大トルク20kg-m/2200rpm/ホイール:前/後共16-6J/タイヤ:前後共235-85-16

(文・写真:萩原 文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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