顔が変わった!プジョーのスタイリッシュSUV「3008」がマイナーチェンジでよりエレガントに

■ワイド感を強調するニューフロントマスク。デジタルコクピットの未来感もアップグレードされた!

2021PEUGEOT 3008
欧州ではプラグインハイブリッド仕様も用意する。バッテリー総電力量は13.2kWh。システム最高出力は165kW(2WD)、220kW(4WD)

2016年のデビューから80万台以上を販売したというプジョーのSUV「3008」がフェイスリフトなどのマイナーチェンジを実施。オンラインでワールドプレミアを飾りました。

まず、ひと目でわかるのはフロントグリルやヘッドライトなどの意匠が完全に新しくなったニューマスクです。

そのデザインコンセプトは”The next phase of modernity”というもの。グリルの左右フィンをヘッドライト下まで通すことによりコンセプトである次世代感を示します。ボンネット先のノーズ部分に「3008」という車名を示すようになったのも、新世代プジョーに共通した仕様ですが、マイナーチェンジでの大きな変更点です。

マイナーチェンジですから基本骨格は変わっていませんが、あらためてボディサイズを紹介すると、欧州仕様で全長4447mm・全幅1841mm・全高1620mm。1.6Lガソリン車の重量は1429kgと発表されています。

2021PEUGEOT 3008
新しいエクステリアを磨き上げるオプションとして「ブラックパック」を新設定。ダーククロームのライオン・エンブレムが渋い

ボディカラーは7色で、新色はセレブスブルーとバーティゴブルーの2色。そのほかパールホワイト、アルティメットレッド、ペルラネラブラックといった定番カラーはそのままです。

アピアランスのカスタマイズオプションとしてGTグレード系に新設されたのが「ブラックパック」。グリル中央のライオンエンブレムがダーククロームに、ノーズの3008モノグラムがサテンブラックになるなど黒で引き締める仕様。

そのほかフェンダートリムやルーフトリム、スポイラー類はグロスブラックになるなど、適材適所にブラックアクセントを配した渋い仕様です。

2021PEUGEOT 3008
コクピットの基本骨格は変わっていないが、ダッシュボード中央のタッチスクリーンは8インチから10インチへ拡大

インテリアでは、インパネ中央のセンターディスプレイが10インチタッチディスプレイへサイズアップされたのが目立った変更点。もちろん、アンドロイドオートやAppleカープレイにも対応しています。12.3インチの液晶メーターやドレッシーなトグルスイッチといった3008らしいコクピット感は健在です。

日本への導入時期は明確にアナウンスされていませんが、エクステリア、インテリアともブラッシュアップされたニュー3008の上陸が楽しみです。そして電動化時代の到来にあわせてプラグインハイブリッドの正規導入も期待したいものです。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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