ホンダCR-Vがマイナーチェンジ。ブラック基調の最上級グレード「BLACK EDITION」を追加【新車】

■シーケンシャルターンシグナルランプ、ステアリングヒーター、リバース連動ドアミラーを標準装備

ホンダCR-Vは、2019年のアメリカでの新車販売ランキングで5位に入る人気モデルであり、世界では主力車種といえる1台です。

なお、4位はトヨタRAV4、3位はピックアップのシボレー・シルバラード、2位はダッヂから独立したラム ピックアップ、1位はフォードのFシリーズ(フルサイズピックアップ)となっています。見事にピックアップ、SUVが上位5位を占めています。

ホンダ CR-V
新グレードのCR-V e:HEV EX BLACK EDITION

最近の日本市場では自販連の販売ランキングで50位内に入っていません。筆者も何度か試乗する機会があり、乗り心地の良さ、ハイブリッドであればスムーズで静かな走りを享受できました。

車内やラゲッジも広く、使い勝手、走りを含めた完成度は高いものがあります。
また、2列5人乗りに加えて、3列7人乗りも設定されています。

ホンダ CR-V
マイナーチェンジを受けたホンダCR-V

販売のテコ入れになるのかは分からないものの、2020年6月18日にマイナーチェンジを受けました。今回の改良では、市場から要望が多かったというシーケンシャルターンシグナルランプ、ステアリングヒーター、リバース連動ドアミラーという装備が標準化されています。

■特別な塗装方法が採用された新ボディカラーを設定

さらに、専用の加飾が施された新グレード「BLACK EDITION」を最上級仕様として用意。内外装にブラックを基調とした専用加飾が配されています。

エクステリアには、専用アルミホイール(ブラッククリア塗装・18インチ)、専用エンブレムが用意されるほか、フロントグリルやフォグライトガーニッシュ、ドアロアガーニッシュ、テールゲートガーニッシュがダーククロームメッキ仕上げに変更されています。

ほかにも、ヘッドライトエクステンションカラーがブラックになり、スモークタイプのLEDリヤコンビネーションランプが採用されています。

ホンダ CR-V
e:HEV EX・BLACK EDITIONのインパネ

インテリアでは、「BLACK EDITION」ロゴ入り本革シートをはじめ、ドアオーナメントパネルやインナードアハンドルなどがピアノブラック調塗装に変わっています。さらに、ブラックの木目調パネルが用意され、ブラック化されたルーフライニングもキャビンを引き締めています。

ホンダ CR-V
e:HEV EX・Masterpiece
のリヤシート

また、「EX」グレードをファブリックシートからファブリックとプライムスムース・レザーのコンビシートに変更することにより、クオリティアップが図られました。
中間グレードの「Masterpiece」は、ホイールデザインが刷新されたほか、後席にシートヒーターが標準装備されています。

ホンダ CR-V
新色の「スーパープラチナグレー・メタリック」

ボディカラーでは新色3色を設定。光の当たり方で陰影が美しく見えるという、特別な塗装方法が採用された「スーパープラチナグレー・メタリック」「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」の2色のほか、柔らかいトーンの「シーグラスブルー・パール」を新たに展開。

ホンダ CR-V
こちらは「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」

また、ハイブリッド仕様は、フィットやフリードなどと同じように、2モーターハイブリッドシステムの名称を「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更されています。

ホンダ CR-V
マイナーチェンジを受けたCR-Vのインテリア。写真はe:HEV EX・Masterpiece

価格帯は、1.5L DOHC VTECターボが336万1600円〜418万8800円。
2.0L DOHC i-VTEC +e:HEVが392万5900円〜455万8400円。

なお、CR-Vのボディサイズは、全長4605×全幅1855×全高1680mmで、広い後席、荷室が用意されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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