トヨタやホンダの新型コロナ支援が動き始めた! 感染者移送車両、素晴らしいです!

■車内の圧力差によってドライバーへのウイルス感染を防ぐ移送車両が続々登場

トヨタとホンダの新型コロナ支援の動きが具現化してきました! 下はトヨタ車体による意識障害を伴う重症者移送用車両。普通のミニバンベースだと、患者を寝かせたまま移送出来ない。ハイエースなら寝台のまま院内から車両。車両から院内に移送出来ます。キャビンと運転席の間に隔壁を作り、キャビンの空気は運転席に流入しないよう陰圧にしている。

トヨタ・ハイエースベースの感染者移送車両
トヨタ・ハイエースベースの感染者移送車両

現在運転者を感染の危険にさらさないで済む重症者移送車両は、4000万円程度する高規格救急車(陰圧システム付きはこのタイプのみ)を使わなければならず、車両台数少ないため運用に苦労している地域もある。ハイエースベースの重症者移送車両が増えてくれば、症状の変化により転院もスムーズになるだろう。新型コロナ禍は長期戦。こういった車両が必ず必要になってくる。

高規格救急車/札幌ボデー工業製
高規格救急車/札幌ボデー工業製

シエンタやJPNタクシーベースの軽症者移送用の車両はニーズを受け4月10日から順次現場に投入中! JPNタクシー、簡易式の感染防止システムなど開発し、普通のタクシー用としてラインアップすればいいと思う。これまた長期戦になる新型コロナとの戦いに必要。何より安心してタクシー移動出来るようになるメリットがあり、利用者、タクシー会社共に嬉しい。

ドライバーとの「隔壁」
ドライバーとの「隔壁」

はたまたホンダが開発した新型コロナ搬送車両の詳細を入手しました。基本的なシステム&コンセプトはすでに発表されている下のイラスト。その上で、前後席の圧力差はCDC(アメリカ疾病予防センター。日本には明確な基準がない?)のガイドラインに沿った2,5ps以上を確保! 換気性能も1時間あたり12回相当を確保したという本格派! 今のところ90台程度作るという。

ホンダ新型コロナ搬送車両の基本システム&コンセプト
ホンダ新型コロナ搬送車両の基本システム&コンセプト

フェイスシールドは各社で作り始めている! 企業によって「医療用」とするか、クレーム入らないよう単にフェイスシールドというか分かれているけれど、当然ながら医療現場で使えます。ホンダは5月11日の週から3万個/週のペースで。トヨタ自動車九州もフレーム2000個。フィルム3万個を6月一杯までに供給するという。日産がすでに2500個/月で供給開始中。

トヨタ自動車九州のフェイスシールド
トヨタ自動車九州のフェイスシールド
フェイスシールドのフレーム(上)とシールドフィルム(下)
フェイスシールドのフレーム(上)とシールドフィルム(下)

さらに新型コロナウイルスの診断や治療技術の開発をバックアップするため日本の先端技術を持つ企業20社が特許や知的財産の無償解放を発表した。対象となる特許は数十万件にもあるという。自動車もメーカーもトヨタと日産、ホンダが協力している。自動車メーカー、センサー技術と化学、生産技術で素晴らしい特許をたくさん持っているそうな。心強い!

(国沢光宏)