シトロエンC4カクタスの後継モデル、クーペスタイルで再出発か!?

■プジョー「2008」と共有するプラットフォーム採用

シトロエンのコンパクト・クロスオーバーSUV、「C4カクタス」が初代をもって生産終了、その後継モデルをカメラが初めて捉えました。

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シトロエン C4カクタス後継モデル プロトタイプ

C4カクタスは、2013年9月のフランクフルトモーターショーにてコンセプトモデルとして登場、2015年に市販型が登場、なめらかなボディシルエットに、エアーバンプ(サイドのウレタン製立体パネル)を装備した個性豊かなデザインで注目を集めました。昨年夏に初代で生産終了の噂をお伝えしましたが、その後継モデルを初めて撮影に成功しました。

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シトロエン C4カクタス後継モデル プロトタイプ

プロトタイプはフルカモフラージュされており、デザインは不明です。しかし入手した情報によると、プジョーのクロスオーバーSUV「2008」と共有する「CMP」(Common Modular Platform)を採用、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、及びフルEVパワートレインをサポートしており、複数のエンジンオプションが設定される見込みです。プロトタイプからはBピラー以降がアーチ状のハッチバックスタイルが見て取れ、C4カクタスと全く異なるデザインとなっているほか、特徴だった「エアーバンプ」は装備されていません。またリアクォーターウィンドゥに注意ステッカーをはり、エキゾーストシステムがないことから、フルEVまたはプラグインハイブリッドなどのゼロエミッション開発車両の可能性が高いと思われます。

EVパワートレインが「e-2008」から流用されるのであれば、最大出力136hpの電気モーターと50kWhのバッテリーパックを搭載することになり、WLTPテストサイクルによる1回の航続距離は193マイル(310km)となります。また100kW充電ステーションを使用すれば、30分で最大80%を充電可能です。。

C4カクタス後継モデルのワールドプレミアは、最速で2020年内と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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