話題のフルサイズワゴン「トヨタ・グランエース」のキャンパー仕様がはやくも登場【ジャパンキャンピングカーショー2020】

■ポップアップルーフを備えたグランエース・キャンパー仕様、ビルダーは老舗のトイファクトリー

全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mmという巨体が話題のフルサイズワゴン「トヨタ・グランエース」に、はやくもキャンパー仕様が登場です。岐阜に本社を置くトイファクトリーがグランエースにポップアップルーフなどを追加したコンセプトカー『アーバン・キャンパー』を仕立て上げたのです。

このコンセプトカーは、2020年1月31日~2月2日に幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショー2020にて公開されます。

トイファクトリー「アーバン・キャンパー」コンセプト
トヨタ・グランエースをベースにしたトイファクトリー「アーバン・キャンパー」コンセプト

そのキャビンは軽自動車が収まってしまいそうなほど余裕のサイズ。カタログスペックを見れば、3290mmの室内長、1735mmの室内幅、1290mmの室内高となっています。この広さにキャンピングカーとしての素性の良さを見出しているファンも多いでしょう。

トイファクトリーの製作した「アーバン・キャンパー」は、グランエースの快適な室内装備はそのままにポップアップルーフを追加しているのがポイント。大きなルーフエリアを利用することで、大人2名が就寝できるベッドルームを実現しています。

今回はコンセプトモデルということですが、量産モデルではフルフラットシートや回転シートといったキャンピングカーらしいシートも展開予定というのも見逃せません。グランエースが持つ利便性を損なうことなく車中泊機能を追加することで、旅の楽しみを拡げることが期待できる一台です。

トイファクトリーが「アーバン・キャンパー」コンセプトの開発に掲げたテーマは『日常からロードトリップへ』というもの。発売予定は2020年5月以降で、価格未定。気になる方は、ぜひともジャパンキャンピングカーショーでチェックしてください。

トイファクトリー「アーバン・キャンパー」コンセプト
2020年1月31日~2月2日に幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショー2020でお披露目される

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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