ジャガー・XJ次世代型、フルEVの開発車両を初スクープ

■BMWとパートナーシップ締結へむけ交渉中のジャガーが放つ、新世代XJをキャッチ

ジャガーは、フラッグシップサルーン「XJ」の生産を終了し、次世代型をフルEVモデルとして発売することを発表していますが、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。

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ジャガー XJ 次期型EV プロトタイプ

キャリアカーで輸送中を捉えたプロトタイプは、フロントエンドが完全に覆われディテールは不明です。しかし、完全に再設計されたDピラー、ルーフラインが見てとれるほか、サイドシルの高さ、フェンダーの幅の広さ、ハイウエストライン、縦から横デザインとなるテールライトなどを確認することができます。

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ジャガー XJ 次期型EV プロトタイプ

次世代型では、EVと燃焼駆動の両方のドライブトレインをサポートできる「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、各ホイールに1基ずつ、最大4基の電気モーターを配置、90.2kWhのバッテリーパックを備え、最大292マイル(470km)の航続が予想されています。

同社は現在、BMWとマルチパートパワートレインパートナーシップの交渉中とみられており、計画が実現した場合、電気モーター・トランスミッションおよび電子機器の開発で協力が進行するはずです。

XJ次世代型は、オーストラリア「マグナ・シュタイア」で生産される「I-Pace」とは異なり、同社の英国「Castle Bromwich」(キャッスル ブロムウィッチ)工場で生産が予定されています。

ワールドプレミアは2022年以降で、メルセデスベンツ「EQS」をはじめ、ポルシェ「タイカン」、テスラ「モデルS」などと市場で争うことになるでしょう。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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