コルベットだけじゃない。シボレー・カマロ 2020年モデルもイケてる!【東京オートサロン2020】

■限定モデル「ヘリテージエディション」も登場!

新型コルベットの発表が話題をさらった東京オートサロンのシボレーブースですが、それだけじゃありません。人気スポーツモデル「カマロ」の2020年モデルもえらくかっこいいんですよ!

シボレー・カマロ 2020年モデル
シボレー・カマロ 2020年モデル

ブースに展示されていたのはホワイトのコンバーチブル。2リッターの4気筒ターボながら275ps/40.8kgmというスペックを誇り、8速ATとの組み合わせでアメ車らしい余裕のドライブが楽しめます。ちなみにカマロのオーナーは3割が20代とのこと。映画「トランスフォーマー」の活躍などでファンになった層がいるのかもしれませんね。

シボレー・カマロ 2020年モデル
シボレー・カマロ 2020年モデル

外観的にはフロントマスクが変更となりました。バンパー形状が昨年のSEMAショーで登場した「SHOCKコンセプト」と同じタイプに変更、さらには「ボウタイマーク(シボレーロゴ)」がバンパーからグリルへ移設された点もトピックです。

シボレー・カマロ 2020年モデル
シボレー・カマロ 2020年モデル

装備面ではインフォテインメントが充実。昨年、キャデラックに搭載された世界初の完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ(GMジャパンとゼンリンデータコムの共同開発)」をカマロとして初搭載したほか、タイヤへ空気を注入するときに適正空気圧をアラートで知らせる「タイヤフィルアラート」も採用されました。

シボレー・カマロ 2020年モデル
8速ATを搭載したコンバーチブルのインパネ
シボレー・カマロ 2020年モデル
シボレー・カマロ 2020年モデル
シボレー・カマロ 2020年モデル
4気筒モデルは前後とも245/40R20というタイヤを装着

会場への展示はなされなかったものの、2020年モデルのカマロには「ヘリテージエディション」という限定モデルも用意されています。1960年代に登場した初代カマロで人気を誇った「ラリーグリーン」というボディカラーを採用したモデルで、4気筒のLTRSが30台、コンバーチブルが15台、V8を積むSSが20台という少量販売。SSにはホワイトのラリーストライプと、リムを赤く塗った5本スポークのブラックホイールもおごられます。ヒストリックなイメージでかっこいいですね。

ヘリテージエディション
カマロ SS ヘリテージエディション

いまやアメリカ車は世界で一番スポーツカーが元気なカテゴリーかもしれません。カマロにはその代表選手として、今後も市場をけん引していってほしいものです。

(文と写真:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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