運転中の死角を解消! 「データシステム」の車載カメラの便利さをジムニーのデモカー「2020 R-SPEC Jimny」で実感【東京オートサロン2020】

■存在を主張しない自然なフィッティングもマル

国土交通省も認定した急発進防止装置「アクセル見守り隊」などで注目を集めるカー用品メーカー「データシステム」がオートサロンに出展していると聞いてのぞいてみました。

データシステムブース
西ホール1にあるデータシステムのブース

西ホール1にある同社ブースの中央にドーンと置かれていたのは、最新のカメラシステムを組み込んだデモカー「2020 R-SPEC Jimny」。クルマにカメラといえばドライブレコーダーが思い浮かびますが、データシステムでは車両の周囲把握に役立つカメラにも注力していることが分かります。

「2020 R-SPEC Jimny」
ブース中央に展示されているデモカー「2020 R-SPEC Jimny」

「2020 R-SPEC Jimny」の優れた点は、フロント、左サイド、リアに備わったそれぞれのカメラがエクステリアに溶け込んでいることです。フロントは、オリジナルのフロントグリルにカメラが内蔵されているため純正のような一体感。カメラ自体のスペックも水平画角180°を誇り、交差点合流時などの安心感に大きく貢献します。

カメラ内蔵オリジナルフロントグリル
カメラ内蔵オリジナルフロントグリル
フロントカメラの画像
フロントカメラの画像。水平画角180°という広さは交差点進入時などに威力を発揮

さらに左ドアミラーのステー下には車種別サイドカメラキット「SCK-68J3N」、リアバンパーのナンバープレート部にリアVIEWカメラ「RVC800」を設置し、運転中の死角をしっかりカバー。フィッティングも実に自然ですね。

サイドカメラ
左ミラーのステー下に装着された車種別サイドカメラキット「SCK-68J3N」
リアVIEWカメラ「RVC800」
リアVIEWカメラ「RVC800」はナンバープレート上に装着

こうしたカメラの映像はもちろん車内のモニターに表示されるわけですが、「2020 R-SPEC Jimny」では「マルチカメラスプリッターMCS293」を使って、市販カーナビの画面にそれらを分割して表示させています。MCS293はオート表示機能も備えていて、ギアをリバースに入れたときに自動でリアカメラの画像を表示させることも可能。さらには「左ウインカー+リバース」「ハザード+リバース」といった操作に応じて必要なカメラ映像を呼び出すこともできるので便利ですね。

車内のモニター群
車内のモニター群
カメラスプリッターの映像
市販カーナビに3分割して合成表示されたカメラスプリッターの映像。

この他データシステムのブース内では、「アクセル見守り隊」から「4Kドライブレコーダー」まで、同社の手掛けるさまざまなアイテムが展示されています。「カーライフをもうちょっと楽しくしたい」と考えていたら、のぞいてみる価値ありですよ。

(文と写真:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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