スーパーハイトワゴン戦線に異状あり! 三菱ブースでは新型ekスペース&eKクロススペースが初公開!【東京オートサロン2020】

■ディーラーでは予約注文も始まった!

アウトランダーPHEVの「エヴァンゲリオン特務機関NERV仕様」やら、テリー伊藤さんがカスタマイズを手掛けたデリカD:5「eyeキュート」やら、バラエティ豊かなクルマたちを出展している三菱自動車のオートサロンブース(北ホール10)。なかでもブースの中央で存在感をアピールしていたのが、この会場で初公開された新型eKスペースとeKクロススペースです。

三菱自動車ブース
三菱自動車ブース
特務機関NERV制式 電源供給・衛星通信車両 5LA-GG3W(改)
特務機関NERV制式 電源供給・衛星通信車両 5LA-GG3W(改)

この2台は、2019年3月に登場したeKワゴン&eKクロスに続き、三菱と日産の合弁企業「NMKV」が送り出した新型軽自動車の第2弾。今や日本でもっとも売れている「スーパーハイトワゴン軽」に投入されるクルマだけに、来場者の熱い視線を集めていました。

三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース

2台の性格分けは基本的にeKワゴン&eKクロスと同様。ヤングファミリーを想定しつつ、女性の視点から品質感を押し出したのがeKスペース、男性向けにタフさを強調したのがeKクロススペースです。eKクロススペースには三菱のアイデンティティでもあるダイナミックシールドのフロントフェイスが与えられますが、ボディ側面に凹状のベルトラインを持たせて抑揚を出すなど、新しい取り組みもなされています。

三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKスペース
三菱eKスペース

eKスペースとeKクロススペース最大の魅力は、やはり広大な室内でしょう。子供が立って歩ける1400mmという室内高に加えて、リアスライドドアの開口幅を先代から90mm拡大したことで、居住性と乗降性が一層向上しています。

三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース
三菱eKクロススペース

近年クルマ選びの新たな条件となっている運転支援についても抜かりはありません。eKワゴン&eKクロスで定評のあった高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」を継承して採用するほか、踏み間違い防止アシストや衝突被害軽減ブレーキなど、先進の安全機能が充実しています。AV用モニターに軽自動車としては破格の9インチサイズをおごっている点もうれしいですね。

三菱eKスペース
土曜日午後にはテリー伊藤さんが登場してeKワゴンの魅力をアピール

エンジンはeKワゴン&eKクロスと同様、ハイブリッドの自然吸気とターボがラインナップ。CVTと組み合わされて優れた経済性を発揮します。

eKワゴンエンジン
エンジンは自然吸気、ターボともモーターを組み合わせたハイブリッド

この新型eKスペースとeKクロススペース、オートサロン会場では参考出品という位置づけですが、すでにディーラーでは予約注文も始まっています。ニューモデルとしてニュースになる日も、そう遠い先ではなさそうです。

(文と写真:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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