利益でているのになぜ? マツダ・ロードスターと血を分けるフィアット「アバルト124スパイダー」、生産終了へ

■スポーツモデル、高級車市場に興味なし? 狙うは「500」ファミリーの充実

伊フィアットは、マツダ「ロードスター」の兄弟車である2ドアオープン「アバルト124スパイダー」をラインアップから外す考えを持っていることがわかりました。

フィアット 124 スパイダー外観_003
アバルト 124スパイダー

同社CEOであるオリビエ・フランソワ氏はAutocar誌とのインタビューで、「124の市場は非常にニッチであるが、我々に取って有益なビジネスである。しかし、フィアットの将来において特に重要ではない」と語ったようです。同社では、スポーツモデルや高級車や大型車に興味を持っておらず、「500」ファミリーマートの充実を図っていくようです。

フィアット 124 スパイダー外観_001
アバルト 124スパイダー

124スパイダーは、マツダ・ロードスターからプラットフォームを流用しており、開発コストを大幅に削減しています。その上大きな利益を生み出すモデルを生産終了とするのは謎ですが、ビジネスより、ブランド路線を大切にしたいということのようです。

生産は2019年内まで続けられ2020年型が最終モデルとなると予想されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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