赤いファブリックルーフを装着し開発は大詰め!? 新型・ポルシェ 911ターボ カブリオレのプロトタイプをキャッチ

●トランスミッション「PDK」へと進化、出力は600ps以上に

ポルシェ911(992世代)の派生モデルとなる最強オープンモデル「911ターボ カブリオレ」のプロトタイプを、これまでで最もカモフラージュが薄い状態でカメラが捉えました。

赤いファブリックルーフを初めて装着したプロトタイプは、より大型のコーナーエアインテーク、サイドスカートを装備するほか、リアフェンダー前部にはエアスクープも見てとれます。

リアエンドでは、可変式リアウィング、クワッドエキゾーストパイプ、エアアウトレット、また足回りにはイエローのブレーキキャリパーが確認できることから、カーボンセラミックブレーキを装着していると思われます。これまでで最も市販型に近いプロトタイプであり、市販へ向け準備が着々と進んでいるようです。

ベースモデルの「カブリオレ」は、新世代の3.0リットル水平対向6気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力450psを発揮しますが、ターボ カブリオレでは3.8リットル水平対向6気筒ガソリンターボエンジンを搭載、最高出力は600ps以上と見られています。

トランスミッションは、7速DCTから新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「PDK」へと進化、3秒以内に62マイル(100km/h)に達し、最高速度は200マイル(320km/h)というパフォーマンスを発揮します。

ポルシェは9月のフランクフルトモーターショーで「911ターボ」を発表予定で、ターボ カブリオレも同時発表の可能性もありますが、おそらく2020年3月以降の発表と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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