メルセデス・ベンツ SLの次期型は2021年登場? ダイナミックな快適性を持つモデルに進化

●新たな開発車輌により、2シーターを継承する可能性も?

メルセデス・ベンツの2ドアオープンスポーツ「SL」の次世代プロトタイプをカメラが捉えました。

5月にも同じような開発車両を捉えていますが、同じようにまだ「Eクラス セダン」のテストミュールです。ただし微妙に変化も見られます。

極端に切り詰められたホイールベース、キャビン内のロールケージは同じですが、フェンダートリムや運転席側ドアハンドルがずれているほか、ナンバープレートも異なり、別のテスト車両であることは間違いありません。さらにこのプロトタイプには後部座席がないようです。

AMGのボスであるトビアス・ムアース氏は、SL次世代型は「AMG GT」と並行して設計されていることを明らかにしており、「MSA」(モジュラー・スポーツ・アーキテクチャ)に則るよう設定されています。これにより、開発時間や開発費が大幅に削減されるといいます。

さらに同氏は「次世代型ははるかにスポーティであり、クルーザーのようなダイナミックな快適性を持つ」と語っているほか、電動メタルトップがファブリックルーフへ変更されるという最新情報も入ってきています。また前回2+2シートレイアウトの噂をお伝えしましたが、後部座席が外されていることから、2シーターを継承する可能性もあるでしょう。

パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンをラインアップし、その両方でプラグインハイブリッドとマイルドハイブリットが設定され電動化の強化も予想されています。

ワールドプレミアは、最速でも2021年となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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