ボルボXC90「D5」は、ターボに圧縮エアを送り出し発進時から力強い加速を実現

●最上級SUVらしい乗り心地も魅力的。圧縮エア機構を採用したボルボXC90「D5」

ボルボの最上級SUVであるXC90に「D5」が追加されました。ボルボは、最高出力によりガソリンのT3、T4、T5、ディーゼルのD3、D4、D5などと機種名が付けられていて、D5はクリーンディーゼルで最もパワフルなモデルになります。

XC90 D5は、圧縮エアをターボに送り込むことでターボラグを低減し、スムーズな発進、中低速域での力強い加速を引き出す「Power Pulse」と呼ばれる新開発の機構を採用しているのが特徴。

スペックは最高出力235ps/4000rpm・最大トルク480Nm/ 1750-2250rpm。なお、NOx除去には、アドブルーで排ガスのNOxを抑制するSCR触媒コンバーターが使われています。

圧縮エア搭載車は、1秒後に非搭載車の約2倍の出力が得られるのが特徴で、0-50km/h加速、0-100km/h加速時ともに約0.5秒の短縮が可能になるそう。ただし作動上限があり、アクセル開度が36%以下、ペダル踏み込みの速度が100%/s以下、エンジン回転数が2000rpm以下、エアバルブの計算温度が+5℃以上、周囲温度約3℃以上となっています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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