BMWコンパクト最強の「M2 CS」、2020年3月にも生産開始

●パワーアップと大幅な軽量化でベースモデルから大幅なパフォーマンスアップ

BMWのコンパクト2ドアクーペ「2シリーズ」に設定される最強モデル「M2 CS」の市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクに姿を見せました。

「CS」は「Coupe/Sport」を意味し、同ブランドの高性能スポーツカーに与えられる名称です。情報によると、BMWではすべてのラインナップに「M」「CS」商標を登録しているようです。

これまでのプロトタイプと大きく異なるのは、ボンネットフードにカーボンファイバー製パワーバルジが装備している点です。おそらくこれが最終市販型と思われます。

エクステリアでは、フロントスプリッター、セラミックブレーキ、ミラーキャップ、ルーフ、トランクリッドスポイラー、リアディフューザー、室内ではセンターコンソールやドアハンドルにいたるまでカーボンを採用、大幅な軽量化が図られ、ベースモデルのM2から大幅なパフォーマンスの向上がなされるはずです。

M2と比較すると、フロントエンドではバンパーが再設計され、大きく張り出すフロントスプリッターが新たに装着されています。またリアバンパーも専用デザインとなるほか、トランクリッドスポイラーは大型化され、スプリットタイプが見てとれます。

ボディカラーには、「ブラックサファイア」「アルパインホワイト」「ホッケンハイムシルバー」そして「ミサノブルー」の4色が設定されるようです。また足回りには、19インチ鍛造Yスポークスタイル763Mスポイラーに、サーキット走行性能を持つミシュランパイロットスポーツカップ2 が装着され、サスペンションも専用セッティングされ強化されると見られます。

パワートレインは、「M3」「M4」から流用される3.0リットル直列6気筒、S55ツインターボエンジンを搭載。最高出力は「M2コンペティション」の410psを大きく上回る445psを発揮し、6速MTまたはオプションのDCTと組み合わされます。

ワールドプレミアは、最短で9月のフランクフルトモーターショーと予想されており、2020年3月から生産開始されると予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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