「M」部門CEOが語ったBMW製スーパーカーへの思いとは?

●BMW製スーパーカーは電動車両に? 「i8」次期型と大きな関係性も

これまで何度かBMWがーパーカーを計画しているという噂を入手していますが、同ブランドの高性能部門「M」のCEOであるマークス・フラッシュ氏が注目の発言をしたことがわかりました。

同氏は、車雑誌「Motoring」のインタビューにおいて、「何人かのBMW上層部から、キドニーグリルを持つミッドシップ・スーパーカーに興味があることを耳にしている。我々も、個人的にも興味を持っているが、具体的には決まっておらず、BMW経営陣からの承認が必要」と述べているようです。

ただし、フラッシュ氏自身は具体的な考えを持っているようで、「近未来においてガソリンエンジンのスーパーカーの開発は困難になる。おそらく我々のミッドシップ・スーパーカーも電動化となるはずだ」と語り、「i8」次期型と大きな関係性を持つといいます。

現在BMWでは、電動化の「i」部門と高性能「M」部門は完全に独立部門となっていますが、「i8」次期型と多くのコンポーネントを共有するならば、スーパーカーの開発が現実味を帯びてくると考えているようです。

CGアーティストのMahyar Mehdikhani氏から入手した予想CGは、1978年のパリサロンで初公開したスーパーカー「M1」を彷彿させるダイナミックなフロントエンド、アグレッシブなエアロパーツを装備しています。パワートレインに関しては想像の粋を出ないが、システム合計の最高出力は1000ps以上を発揮し、「M」最強モデルの位置づけが予想されます。

BMW製スーパーカーは、同ブランド取締役クラウス・フレーリッヒ氏の夢でもあり、年初には「個人的には一生に一度、スーパーカーを作りたいと思っている。私はあきらめていない」とまでメディアのインタビューに語っています。

果たして二人の夢は叶うのでしょうか、注目したいです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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