【新車】440馬力のV6ツインターボを搭載した「ポルシェ・カイエンSクーペ」が登場

●90km/hを超えるとリヤスポイラーが動く、スポーツSUVクーペの新グレード

ポルシェのスタイリッシュなクロスオーバーSUV「カイエンクーペ」に新グレードの登場です。

ベーシックなカイエンクーペ(最高出力250kW)とハイエンドなカイエンターボクーペ(最高出力404kW)の中間的なパフォーマンスを持つ「カイエンSクーペ」が追加設定されました。

カイエンSクーペの2.9L V6ツインターボは、最高出力324kW(440PS)・最大トルク550Nmのスペックを誇ります。

0-100km/h加速はわずか5秒。オプションのライトウェイトスポーツパッケージを装着すると4.9秒に短縮されるといいます。最高速度は263km/hで、もはや生粋のスポーツクーペといってもおかしくないスペックです。

このV6ターボエンジンは、バンク間にターボチャージャーを配する「センターターボレイアウト」を採用していることも特徴です。エンジンをコンパクトにするだけでなく、排気バルブから出た熱々の排気を、非常に短い距離でターボチャージャーに送り込めるレイアウトとなっています。

すなわち、ハイパワーターボながらエンジンレスポンスにも自信ありのエンジンというわけです。

クーペという名前にふさわしいスタイリッシュなボディではテールエンドに注目でしょう。ポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)に含まれる「アダプティブリヤスポイラー」は、走行速度が90km/hを超えると、135mmまで高くなりダウンフォースを強め、後輪の接地性を高めるのです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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