【新車】新型BMW Z4が一足先に(?)正式発表。価格は5,660,000円〜8,350,000円

●2年ぶりに復活したBMW Z4は軽量なソフトトップを装着

新型トヨタ(GR)スープラと兄弟車関係にある、新型BMW Z4が発表されました。約2年ぶりの復活モデルでもある新型Z4の進化が気になります。

ボディサイズは全長4335×全幅1865×全高1305mmで、先代Z4と比べると、全長が85mm長くなり、全幅は75mm拡幅され、全高は15mm高くなっています。ホイールベースは25mm短くなり、重心を下げるソフトトップを採用することで、高い俊敏性、操作性を備えたモデルとしています。

BMWお馴染みのキドニーグリルには、新たにメッシュ状のワイドなデザインが採用され、ホイールハウスを覆うクラムシェル型エンジンフードは、クラシックスポーツカーを彷彿させるなど、洗練されたフロントマスクが特徴。

ボディサイドのエンジンフードの端を起点に、テールランプまで、長く鋭いキャラクターラインが刻まれ、丸みを帯びたシルエットと相まって、ボディ側面を流れる空気の流れを可視化したようなボディデザインとされています。

リヤビューは、ボリューム感のある丸みのあるシルエットに、細長いデザインのL字型テールランプや、シャープに形作られたリヤスポイラー、水平方向に流れるプレスラインが特徴的で、低重心かつ力強い印象を付与しています。

ソフトトップは、低重心なシルエットに調和するコンパクトデザインになっていて、オープン/クローズ時共に281Lのトランク容量を確保するほか、時速50km以下の走行時も10秒でオープン/クローズすることが可能。

注目のエンジンは、最高出力145kW(197PS)/4,500rpm、最大トルク320Nm/1,450-4,200rpmを発揮する2.0L直列4気筒ツインパワー・ガソリンターボと、最高出力250kw(340PS)/5,000rpm、最大トルク500Nm/1,600-4,500rpmを誇る3.0L直列6気筒M Performanceツインパワー・ターボの2つ。

さらに、新型「BMW Z4 sDrive20i M Sport」には、M Sportサスペンションに加えて、オプションで電子制御ダンパーを備えたアダプティブMスポーツ・サスペンションが装備できます。

また、新型「BMW Z4 M40i」にはアダプティブMスポーツ・サスペンションを標準装備するとともに、コーナリング後の加速性の向上や安定性などを飛躍的に向上させるMスポーツ・ディファレンシャルが搭載されています。ハンドリングを向上させるバリアブルスポーツステアリングが、BMW Z4に初めて全車に標準装備されます。

インテリアも最新のデザインでまとめられています。10.25インチのコントロールディスプレイや、フルデジタルメーターパネルなど視認性を高めたディスプレイを装備。さらに、ロードスターとして初めてヘッドアップ・ディスプレイを装備することも可能です。

さらに、先進的な表示システムと調和するように、マット・アルミニウム加工が施されたトリムが各部に効果的に採用され、洗練された上質な空間を実現。さらに、エクステリアデザインと室内空間の調和をもたらすため、ドアトリムパネルに、サイドボディの造形を模したデザインが採用されています。

価格は「BMW Z4 sDrive20i」が5,660,000円、「BMW Z4 sDrive20i Sport Line」が6,150,000円、「BMW Z4 sDrive20i M Sport」が6,650,000円、「BMW Z4 M40i」が8,350,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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