【ホンダ・ヴェゼル1.5Lターボ試乗記】ダークグレー&ブラウンの上質なインテリアをチェック

●最上級モデルらしい仕上がりのヴェゼル1.5Lターボ

L15B型の1.5L直噴ターボエンジンを積むヴェゼルの新グレード「TOURING・Honda SENSING(ツーリング・ホンダ センシング)」は、内装も専用アイテムやカラーリングが与えられています。

東レの「ウルトラスエード」で仕立てられたダークグレーのシートは、両サイドが合成皮革のブラウンでコーディネイトされています。「HYBRID Z・ホンダ センシング」に用意されるジャズブラウンのコンビシートよりも若干落ち着いた印象の色合いで、上質な雰囲気が魅力。

そのほか装備では、他のパワートレーンでもエントリーグレードをのぞき標準装備されている運転席&助手席シートヒーターを標準化。「ツーリング・ホンダ センシング」のみの装備として、前後調整機能付フロントヘッドレストが用意されています。

居住性をチェックすると、BセグメントのSUV(Bセグメントとしては少し大きめで、Cセグメントとの間くらい)としては、とくに後席が広く感じます。フィットから受け継いでいるチップアップ&ダイブダウン機構付6:4分割可倒式シートにより、チップアップさせれば前席後方に大きなスペースが出現し、後席背もたれを前倒しすればフラットに低く格納されるなど、高い積載性ももちろん健在。また、ハイブリッドよりも荷室床下が広くなっています。

Bセグメントの国産SUVは、日産ジューク、マツダCX-3が代表的なモデル。いずれも次期モデルの登場が期待される時期にさしかかっています。ホンダ・ヴェゼルも2013年12月発売と5年以上が経過しています。それでも、最上級グレードでもある「ツーリング・ホンダ センシング」の追加は、効果的なテコ入れになるはずです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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