WRC開幕に合わせてオフィシャルゲーム「WRC 8 FIA World Rally Championship」が発表

●2019年シーズンのデータを収録!2年振りの発売でコンテンツ充実

1月24日から開幕した「世界ラリー選手権(WRC)」の2019シーズン。それに合わせてWRCオフィシャルゲームの最新作「WRC 8 FIA World Rally Championship」が発表されました。

前作から2年ぶりの発売で、発売時期は今年9月を予定しています。

今作「WRC 8」には、今シーズン開幕時にエントリーしている50チームと14の開催国それぞれの人気ステージを再現した100以上のスペシャルステージが収録されることになっています。

登場するマシンのクラスは、トヨタがエントリーしている最高峰のWRカー、未来のチャンピオンドライバーがWRカーのシートを獲得するためにしのぎを削るWRC2 Pro(ワークスチームだけのクラス)/WRC2クラス、未来のWRCトップドライバーを育成する目的で設立したJWRC(ジュニアWRC)となります。

舞台は開幕戦モンテカルロ・ラリーから今年初開催の南米チリ、最終戦のオーストラリアまで14ヶ国、100ステージ以上が用意されます。

これらを忠実なものに仕上げるため、ダイナミックな天候システムを導入しました。これによってタイヤやマシンセッティングによるギャンブル的な要素も体感可能となりました。当然ながらWRCのレギュレーションもシステムに取り入れてあるので1ラリーで使用できるタイヤの本数を考えた戦略を組み立ててラリーに臨んでいく必要があります。

メインとなる「キャリアモード」では単にドライビングするだけではなく、チームのラリー間のスケジュール管理やマシン開発、チームスタッフ(メカニック、エンジニア、医療クルー、天候クルー、PR)の雇用と管理をプレイヤーが行いWRCチャンピオンチームに導いていきます。好成績を残していけばより優秀なスタッフを雇用でき、ライバルにアドバンテージを築けます。逆に成績が低迷するとチームの士気やプレイヤーとの信頼関係が下がりチームを解雇されてしまう結末になってしまうかもしれません。

オンラインモードとなる「マルチプレイヤーモード」は、週ごとのチャレンジラリーや「eSports WRC」が用意されます。「eSports WRC」は、過去にWRCとヒュンダイ自動車が主催し、実際のWRCと同じくステージタイムを世界全体で競い、最終的にオフラインイベントでチャンピオンを決定し勝者にはクルマがプレゼントされていました。今作のeSports WRCの詳細については後に公開される予定となっています。もちろん日本からもエントリーは可能です。

日本人のラリーファンであれば、トヨタ・ヤリスWRCで挑戦してみたいところです。発売時期の9月はシーズン後半の第11戦ラリー・トルコが開催されています。それまでTOYOTA GAZOO Racingがチャンピオンを争いをしているといいですね。

(文・写真 クリハラジュン)