アウディの世界販売が前年比減。中国では好調も欧州市場での苦戦が主要因か?

アウディの1月15日発表によると、昨年の世界販売台数が181万2,500台(前年比‐3.5%)となっています。

中国では66.3万台(+10.9%)を販売するなど新記録を達成。ここ10年間で販売台数が5倍以上に増加しているそうで、現地生産車のAudiA4 Lが16.3万台(+42.6%)、Audi A3が9.1万台(+12.7%)と需要が急増。

昨年10月には若いユーザーを対象にした中国市場専用モデル、Audi Q2のロングホイールベースバージョンをラインナップに加えており、まもなく新型Audi A6 Lを導入する予定とか。

同市場ではフルサイズの新型Audi A8 Lを1万台以上販売(+4.0%)したそう。

また米国では22.3万台(-1.4%)を販売。SUV系が全体の57%に達しているそうで、Audi Q5が最も人気が高く、約7万台(+21%)を販売。

一方、同社本拠地の欧州市場が74.3万台(‐13.6%)と、英・仏・独等を中心に前年比で大きく販売を落としているのが目を引きます。同社の説明によると、政治・経済面の影響を大きく受けているようです。

Avanti Yasunori・画像:Audi)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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