【日産・リーフe+】史上最強の「リーフ」登場。ブルーのリップスポイラーが「最強の証」!?

●ハイパワーだけじゃない。航続距離も伸延したリーフe+

日産・リーフにハイパワー版の「e+」(イープラス)が追加されました。現行の日産リーフは航続距離322km(WLTCモード。JC08モードでは400km)を達成していますが、このe+はバッテリーの大容量化などで約4割長い航続距離458km(同。JC08モードでは570km)を実現しています。

最高出力は160kw(標準モデルは110kw)、最大トルクは340Nm(同320Nm)と余裕たっぷり。高速走行時の加速性能などを大きく向上させています。たとえば80km/hから100km/hに至るまでの加速に要する時間は約15%短縮しています。さらに最高速度も約10%向上したとのこと。

電池の大容量化は、バッテリーパックの密度を約25%向上させつつ達成。もともとリーフのバッテリーはフロア中央下部にセットされているものですが、今回の大容量化にあたっては厚みが増したもののその突出方向は路面側に向かいました(下方向に厚みが増した)。

このため室内スペースを犠牲にすることがなかったというわけです。

外観での標準モデルとの見分けポイントは多くはありませんが、フロントバンパー下部にブルーのリップスポイラーが追加されています。バッテリーの大型化に伴って減少する最低地上高を少しでも改善するため、全高が5mmアップしていますが、空気抵抗値=Cdは0.28と高い水準のまま。これはリップスポイラー追加が効いているということでしょう。

またアルミホイール中央の日産マーク周囲のペイントがブラックになっています。ちなみに標準モデルはシルバーなんですよ。

e+は全車LEDヘッドライトが標準となることも特徴です。

インテリアでの変更点はありません。eペダルスイッチを操作することで、アクセルペダル1本での加減速が楽しめるいわゆるワンペダルドライビングはもちろん健在です。

e+の価格はXが416万2320円。Gが472万9320円です。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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