2019年 やりたい事ベスト5【車中泊女子の全国縦断記】

【2019年 車中泊女子のやりたいことは?】

■亥年らしく猪突猛進に!?

2019年は亥年。イノシシは、よく『猪突猛進』などと言いますが、悪い面ばかりではなく「行く道を見据えて邁進する」という捉え方もできるかと思います。まず明確にゴールをイメージすることも大切ですね。
という訳で、2019年の目標を掲げてみます。

【その1 キャンピングカーを維持】

まずは、それに尽きます。筆者の生活の基盤でもあるキャンピングカーRocky21、今春は車検を控えています。4年に1度のブレーキパット交換をはじめ、前輪のタイヤ交換、ショックアブソーバー交換などなど、経年なりにメンテナンス代が嵩むことは覚悟の上…。
昨年秋にはプロに洗車してもらってピカピカになったことですし、外見の維持にも努めなければ。

【その2 いろんな体験がしたい】

意外と思われるかも知れませんが、筆者は実はインドア派で、キャンピングカー内で引きこもっている日も多いです。積極的に何かことを起こすタイプでもありません。しかし、それではいけないとも感じています。せっかく旅生活をしているのに勿体ない!

趣味のトレッキングも、まだ登ったことがない山がたくさんあります。旅生活のスケジュール的に例年6〜9月頃は北海道にいるので、本州の登山シーズンに間に合うよう今年は調整しなくては。

アウトドア以外にも紙漉きや木工細工などの伝統文化・工芸に関する体験もしたいです。滝行や座禅で精神を鍛えることも必要かも!?

【その3 離島めぐり】

2005年から始めた旅生活も13年が経ち、「もう知らない場所ないでしょ?」と言われることもありますが、まったくそんなことはありません。昨年は初めて利尻島・礼文島に滞在することができて、本当に「行ってよかった!」と感動の日々でした。

つねづね離島に渡りたいと思いを馳せているのですが、Rocky21(全長6.7m)のフェリー代を考えると二の足を踏んでしまいます。長崎県の五島列島、香川県の小豆島、新潟県の佐渡島などなど、未踏の島はたくさんあります。

そして何より、未だキャンピングカーで沖縄に降り立っていません。ちなみに【マルエーフェリー】の自動車航送運賃は、鹿児島新港⇒那覇港で、7m未満 123,720円!! 行くなら軽自動車で、ですね…。

【その4 西日本を廻る】

筆者の地元が九州・熊本のせいか、どうも西日本は「いつでも行ける」という気になってしまい、おろそかになりがちです。また、年老いてからの長旅はつらくなるだろうから、今のうちにできるだけ遠いところを廻っておきたいという心算もあります。

2〜3年に1度くらいしか訪れていない四国も、今年は廻ろうかな。山岳信仰の石鎚山(愛媛県)、剣山(徳島県)にも登ってみたい。大歩危峡(おおぼけきょう/徳島県:写真)でカヌー/カヤック/ラフティング体験もいいなぁ。

【その5 史跡めぐり】

史跡や遺跡など、歴史をたどるとき何を思うかというと、そこから小さなことでも汲み取れるもの、学びが隠されていないかという期待があります。

大自然であっても、いつも同じ風景というわけではなく時には災害などによって大きく様変わりしてしまうこともあります。熊本県阿蘇の「ラピュタの道」も、熊本地震によって崩れてしまいました。そうやって、日々刻々と歴史は動いているのです。物理的に旅をしているだけではなく、時間をも旅している、それを実感できるのが史跡・遺跡という「場」のような気がします。(写真:大湯環状列石/秋田県)

歳を重ねるごとに時間に加速度がついているような錯覚に、この先、何を得て何を残せるかということも考える年頃になりました。やりたいことが多すぎて、でもできることは少なくて、人生は短い。

「人生とは何か」。正解・不正解は自分だけが持っていて、この世を去るとき自分が自分の人生に納得することが最も重要だと考えています。
元号が変わる2019年、悔いのない一年のスタートが切れますように。

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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