後付け純正用品として提供されるトヨタの「踏み間違い加速抑制システム」をチェック

トヨタから旧モデルに後付けできる誤発進抑制システムの発売が発表されました。

これはディーラー装着の純正用品としてラインアップされるもので、対象は先代プリウスとマイチェン前のアクア(2018年4月2日までのモデル)。今後、対象車種は拡大していく意向があるとのことです。

システム構成部品は、超音波センサーとモニターがメイン。

前後バンパーに取り付けた超音波センサーによって、前方または後方の約3m以内にある障害物をサーチ。

検知した場合は運転席付近にセットしたモニターでブザー音とソナー表示で警告します。

それでもアクセルを踏み込んで進行しようとすると音に加えて「アクセルを離してください」と表示するとともに、スロットルを絞って発進できないようにします。

なお、バックする際にはたとえ障害物がなくても、約5km/h以上の状態からさらにアクセルを踏んだ場合には、やはりスロットルを絞ります。

なお、緊急時対応として、障害物を検知した状態でもアクセルを長時間踏み続けると、微速で前進できるというフェールセーフ機構もついています。

この「踏み間違い加速抑制システム」の価格は5万5080円(取り付け工賃別)になります。

(写真・動画・文/ウナ丼)

 

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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