新型スープラの内装をチェック。視界確保に一工夫が施された太めのAピラーや剛性が高そうなオルガン式アクセルペダルなどが好印象

まもなく発売が予想されているトヨタの2ドアFRスポーツ・新型スープラ。フロントに直列6気筒の3Lターボエンジンを搭載し、後輪を駆動するこのモデル。

今回はプロトタイプモデルをベースに、インテリアをチェックしていこうと思います。

ステアリングは近年多く見られるDシェイプではなく真円の造形になっています。センターのホーンパッド(エアバッグ収納部)も真円になっています。

ステアリング右スポークにはオーディオ関連の操作スイッチ、左にはクルーズコントロールと思われるスイッチが配置されていました。

 

裏側にはトランスミッションのマニュアルモード時に作用するパドルシフトが装着されています。

ステアリングの奥に見えるメーターはフル液晶タイプと思われるものが配置されていました。センターにはアナログタイプのグラフィックでレブカウンターが表示されていますが、モード変更などによってグラフィックは自在に変化できるものと思われます。

ATのセレクターレバーは縦長の造形でレバーを左に倒すとマニュアルモードに移行するものと思われます(左側に「M」「+」「-」の表示があるため)。シフトレバーの手前方向には電動パーキングスイッチと走行モード切り替えスイッチと思われるものがセットされています。

 

Aピラー部分は剛性を確保するために太いものとなっていますが、車内中心方向に向けてボリュームをもたせるという造形の工夫によって、視界の確保に努めた跡が見えます。

アクセルペダルは床に支点が存在するオルガンタイプ。大きめのブレーキペダルとともに剛性が高そうな雰囲気を漂わせています。フットレストも大型で、かつ足を置きやすい位置にセットされていました。

(写真・動画・文/ウナ丼)

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この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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