SUBARU・フォレスターが2018年度予防安全性能アセスメントで最高ランクの「予防安全性能評価 ASV+++」を獲得

完成検査不正問題で揺れたSUBARUに限らず、自動車メーカーにとって安全性能は欠かせない重要要素です。ユーザーも少々分かりにくい面もありますが、「サポカー」該当車などを指標のひとつとして選ぶ手もアリといえそうです。

SUBARUは、2018年7月にフルモデルチェンジを受けた新型フォレスターが、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する、2018年度予防安全性能アセスメントにおいて、最高ランクであるJNCAPの予防安全性能評価において「ASV+++(エー・エス・ブイ・トリプルプラス)」を獲得したと発表しました。

2018年度予防安全性能アセスメントは、従来からの衝突被害軽減制動制御装置(AEBS/ Autonomous Emergency Braking System)(対車両)(対歩行者:昼間)、車線逸脱抑制装置(LDPS/ Lane Departure Prevention System)、後方視界情報提供装置に加え、新たに衝突被害軽減制動制御装置(対歩行者:夜間街灯あり)、ペダル踏み間違い時加速抑制等の試験が実施されています。新型フォレスターは試験の結果、122.3点の高得点で(126点満点)で最高ランクの「予防安全性能評価 ASV+++」を獲得。

SUBARUでは、これまでに実施された「JNCAP」予防安全性能アセスメントにおいて、アイサイトを搭載するすべての車種が最高ランクを獲得していて、アイサイトを核とした予防安全性能の高さが実証されているとしています。

新型フォレスターではアイサイトを全車標準装備することに加えて、万一の事故の際、歩行者の頭部への被害軽減を図る歩行者保護エアバッグも全車標準装備するなど、他の日本車にはない装備も含めてさらなる安全性能の追求に取り組んでいるとしています。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる