【WEC富士6時間レース】トヨタ速過ぎ!消されたPPの7号車、3周目には2位までポジションアップ

10月13、14日に富士スピードウェイで開催の「FIA 世界耐久選手権 富士6時間耐久レース」。14日の午前11時にその6時間の火蓋が切って落とされました。

スタートに先立ってグリッドに並べられた参戦マシン。TOYOTA Gazoo Racingの8号車は繰り上がりとはいえ堂々のポールポジション。

ポールポジションの中嶋 一貴選手、セバスチャン・ブエミ選手、フェルナンド・アロンソ選手もスタート前の表情は真剣そのもの。

予選のペナルティでベストタイムを抹消された、まさに消されたポールポジションの7号車はLMP1クラスの最後尾、8番グリッドからのスタート。この位置から見ると、ポールポジションはかなり先に見えてしまいます。

ウォームアップラン、フォーメーションラップに続いて午前11時ごろレーススタート。小雨がパラつく天候のため全車レインタイヤを装着しているのでウォータースクリーンが発生しています。

そんな視界の悪い中、7号車の小林可夢偉選手は第1コーナーであるTGRコーナーに到達するころには6位までポジションをアップ。スタートからわずか数百メートルで2台も抜いたのです。

上の写真の後方に写る7号車。2周目にはなんと3位!

そして3周目には2位にまでポジションアップ!この時点で1・2体制を形成していっています。

この記事を書いている段階でレース開始から2時間。3周目に形成されたトヨタ1・2体制は継続中。ルマンで見せたデイトナフィニッシュを期待してしまいます。

(写真:松永和浩、高橋秀彰 文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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