【パリモーターショー2018】ベトナム初の自動車メーカーを目指す「VINFAST」が2台のコンセプトカーを出展

パリ・モーターショー2018において、ベトナム初の自動車メーカーを目指す「ビンファスト」社がコンセプトカー「LUX A2.0」(セダン)と「LUX SA2.0」(SUV)の2台をワールドプレミアしました。

ピニンファリーナ社がデザインを、マグナ・シュタイア社が設計をそれぞれ担当しており、BMWの既存P/Fを流用することで開発期間を短縮。

車両サイズはセダン(A2.0)が全長4,973 × 全幅1,900 × 全高1,464mm、W/B 2,968mm、SUV (SA2.0)が全長4,940 × 全幅1,960 × 全高1,773mm、W/B 2,933mm。

両車共に2.0L直4ガソリンターボエンジン(130kW/300Nm、170kW/350Nm)とZF製8速A/Tの組合せ、駆動方式はFR/AWD、フロントサスペンションがダブルウイッシュボーン、リヤが5リンクとなっています。

ビンファスト社はベトナム最大の複合企業ビングループが1年前に約4,000億円を投じて設立。2019年に自社ブランドの量産車を市販する計画で、2025年までに50万台/年の生産を目指しているそうです。

プレスデー初日にはサプライズでデビッド・ベッカム氏やミス・ベトナム18が登場。会場の視線を一手に集めるなど、ステージ演出にも力が入っており、ベトナム初の量産車メーカーに向けた意気込みを感じさせます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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