新型トヨタ「スープラ」とBMW「Z4」、兄弟車でも性格は異なる?

パリモーターショー2018において、欧州向けに900台限定で新型「スープラ」の先行予約開始を発表したトヨタ自動車。会場にはGAZOOレーシングカラーの5代目「スープラ」が展示されており、同車と兄弟車となるBMW「Z4」についても今回初公開されました。

FRレイアウトを踏襲する新型スープラの前部にはBMW製の3.0L直6ターボエンジン(335ps/51.0kgm) が搭載されているとみられ、市販時には同エンジン以外にも2種類の2.0L直4エンジンがラインナップされる模様。

内外装のデザインは両車で異なり、プラットフォームやエンジン、サスペンション等についても共用はしつつも、両社で個別にチューニングされているようで、そのフィーリングは異なるものになるようです。

トヨタは今年7月、英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、開発責任者である多田哲哉チーフエンジニアが自らステアリングを握り、新型「スープラ」の走りを披露。

カモフラージュ姿でサーキットに豪快なエンジンサウンドを響かせ、FRスポーツ車の頼もしい走りを披露して大いに観客を沸かせました。

新型「スープラ」は来年1月のデトロイトショーで正式発表され、その後生産がスタート。日本での発売は来春になる模様で、気になる車両価格は2.0Lモデルが500万円前後、3.0Lモデルが700万円前後になるようです。

噂ではハイテクLSDの採用により、絶妙なニュートラルステアを実現、ポルシェを上回る走りが期待できる模様で、いいよいよ発売が迫りつつある新型「スープラ」への期待が高まります。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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