マツダ、2020年発売のEVに発電用ロータリーエンジン搭載。航続距離を2倍に伸長

マツダが10月2日に都内で開いた技術説明会で、2030年時点の生産車全てに「電動化」技術を搭載すると発表しました。

2050年までに企業平均CO2排出量を2010年比で90%削減する方針で、2020年に小型・高出力・低振動で静粛性に優れる「発電用ロータリーエンジン」搭載により、航続距離を通常の2倍に伸ばした独自開発のEVを発売するそうです。

マツダでは今後もガソリンやディーゼルエンジンの駆動をモーターで支援する「マイルドハイブリッド」を軸にする模様で、EVは全体の5%程度の構成比になる見通しのよう。

95%はガソリンエンジンなど従来の内燃機関の技術を活かす戦略で、将来的には駆動でもロータリーエンジンを使いたいと考えているようです。

Avanti Yasunori・画像:MAZDA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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