トヨタがウーバーとの協業で「モビリティー・カンパニー」へと変革する!?

8月28日に自動運転車に関する技術でUber(ウーバー)社との協業拡大を発表したトヨタ自動車。

同社はウーバーに5億ドルを出資。2021年までに両社の技術を搭載したミニバン「シエナ」をコネクテッドカー化、ライドシェアサービス車両としてウーバーのライドシェア・ネットワークへの導入を予定しています。

 

新聞報道によると、ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは「目標は自社ネットワークに世界で最も安全な自動運転車を投入することであり、今回のトヨタとの合意はその実現に向けた大きな一歩」とコメントしており、トヨタの友山茂樹副社長も「モビリティーカンパニーへとトヨタが変革する上で、重要なマイルストーンになる」とコメントしている模様。

トヨタはウーバーとの協業を通して、自動運転やシェアリングの知見や技術を習得した上で、自動運転車両の運営や第三者を含む運営会社についても検討して行く考えのようで、今年1月には豊田章男社長が「今後はクルマ会社を超え、人々の様々な移動を助けるモビリティー・カンパニーへと変革する」との考えを表明するなど、将来に向けたシナリオの「見える化」を急いでいるようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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