【新車試乗】スバル・フォレスターの2.5リッター直噴エンジンは高速燃費が優秀。だから遠くに行きたくなる

2018年6月20日に発表した新型「フォレスター」が好調です。「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッド車の発売が始まる9月14日の前日までの累計受注台数が、13,282台と発表されています。月間販売計画が2,500台ですから、新車効果を考慮しても、すばらしいスタートダッシュを切ったといえそうです。

5代目となる新型フォレスターは初代からの伝統ともいえるボクサーターボから決別しました。その代わりにスタンダードグレードのエンジンが2.5リッターのスープアップされました。
つまり、新型フォレスターのパワートレインは2.0リッターのモーターアシスト型ハイブリッド車と、現時点での日本向けラインナップとしては最大排気量となる2.5リッターガソリン直噴エンジンの2本立てというわけです。いずれもリニアトロニックと呼ばれるCVTと組み合わせられ、もちろんスバルのアイデンティティとなるAWD(常時全輪駆動)となっています。

今回、7月19日に先行して発売されていた2.5リッター車からカジュアル仕立てのグレード「X-BREAK」に公道試乗することができました。そこで見えてきたのは2.5リッターエンジンのオールマイティな魅力です。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる